2024.07.31

素材の厚みを感じる

デザイン道


素材にはそれぞれに厚みがあります。
床や壁に張られれば一見分からなくなりますが、
それでも感覚的に伝わるものがあります。

自然石など厚みのあるものを使えば空間の重みが増し、
表情に奥行を感じられるようになります。
プリント素材からは決して得られない感覚です。

こういった小さな印象の積み重ねが、
最終的に建築としての印象を決定付けます。

2024.07.26

茶染色の空間

デザイン道


木部を茶色に着色した空間の実例です。

白染色が明るく軽やかな印象になるのに対し、
茶染色の空間は重厚で落ち着いた印象になります。

全ての色が濃いと暗くなりすぎてしまうので、
床を明るい色にしてバランスを取っています。

2024.07.25

白染色の空間

デザイン道


天井板や梁などの木材を白く着色した実例です。

天井のパイン材は経年で黄色みがかった色から褐色に変化していきますが、
着色することで色の変化を抑えることができます。
白以外にも茶色など好みの色を塗ることができます。

空間の印象はフローリングやタイル、壁紙といったマテリアルの組み合わせで決まります。
着色もまたマテリアルの1つとして検討できる部分です。

2024.06.28

敷地の見立て

デザイン道



設計提案を依頼されているお客様の購入予定の敷地を見てきました。道下の傾斜地になり、車路の取り方、建物配置など設計難易度の高い敷地といえます。

詳しくご要望を伺うのはこれからになりますが、まずは敷地の特徴をどのように捉えるかが重要になってきます。建築的な工夫でさまざまなことを叶えられる反面、大きなコストがかかることもあります。

全体を整理して、優先順位付け、敷地と住まい手が求めるものの最適解を導き出していくのも設計者の仕事です。

2024.06.17

ポテンシャルを引き出す

デザイン道


土地には必ずメリットとデメリットが存在します。

良いと感じたところはその魅力をどう活かすか考えます。
眺望が良ければダイナミックな開口部を設け、
森の中では木漏れ日を取り込み穏やかな景色を楽しめます。

一方で気になる所は建築的工夫で対策を練ります。
水や風など自然の流れに抗えばしっぺ返しを受けることになります。
建築的工夫はこれらを受け流すことがポイントです。

初めて土地を訪ねた時のインスピレーションを大切にしています。

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