
高原・山岳エリアを仕事のフィールドとするPDOでは傾斜地や起伏のある敷地が数多くあります。
写真の「更紗満天星の家」は標高1,700メートル、道下の急傾斜の敷地に建っています。

内部は玄関ホールのフロア(寝室、ユーティリティ含む)からステップで4段、720㎜下がってLDKのフロアが広がる、2/10勾配程度の急傾斜地に則した断面計画となっています。


直線ではなく蛇行していること。流れている量とスピード。
流域を潤す河川の流れとその形が意味する原理は様々な経済活動にも見てとれます。人も含めた環境との関わりが重要なリゾートエリア(原生自然と都市との中間領域)での建築においては予算配分とマスタープランが建築計画の道筋をデザインしていきます。
依頼することと依頼先。
そしてお金のかけ方。
自然の摂理に少し思いを馳せるとあるべき家づくりの道筋が見えてきます。力を抜いて深呼吸してみる。パートナーとの対話。丁寧なプロセスと自由は良きデザインを生み出していきます。

PDOデザインを次世代に繋げていくためのプロジェクト、「Mimicry Style」
「自然の流れに沿う」「暮らす人に沿う」というふたつのキーワード。
プロジェクトの土台となる敷地に目を向けること、要望が生み出される自分の源を感じること。
流れやエネルギーを感じつつ、応答する無理のないデザインを心がけています。
PDOはこれからも広義のパッシヴデザインを実践していきます。

11年目を迎える「分水嶺にたつ家」に久しぶりにお邪魔しました。
川俣渓谷に開いた窓辺にご主人手作りのテーブルが設えてありました。とても居心地の良さそうな場所です。

現役で仕事をされていて、現在も月に2回ほどのご利用です。
10年を超える歳月がたち、周辺にも新しい別荘が増えました。敷地の樹木は大きく育ち、緑に囲まれた快適な環境をつくっています。