「女の神山の家」建築実績に公開しました。
蓼科高原の標高1,600mのカラマツが美しい別荘地です。
標高1,600メートル超えの蓼科の別荘地。別荘地内のPDOの施工した家の外観をご覧になられた方から相談をいただき、検討されている敷地を中村と見てきました。
最近にしては珍しく緩やかな傾斜の林間の敷地。敷地に立つと抜けの方向も見え、どのようなプランが理にかなっているかのかがわかります。
敷地が求めるものと建主の希望、折り合いつけて最適解を探ります。
軽井沢にある「じいそぶがるてんⅡ」(Villa Classi Karu)
オーナーのご厚意でお忙しい営業の合間にふたつのコーテージを見せていただきました。
どちらも20坪台、1棟貸のコテージなので別荘感覚で宿泊体験ができます。
霧ヶ峰高原近くの別荘地。数少ない絶景山岳眺望の敷地です。
土地の検討段階でご相談を受けることが多く、土地購入の申し込みをされた方からご依頼を受けて敷地を見てきました。
敷地は急傾斜地。道路からの離隔距離を考えると建物が建つ位置は急斜面です。設計も施工もとても難易度の高いプロジェクトになると思います。希望の間取りや暮らしがこの場所で実現可能かなのかどうか?住まい手にとっては重要なことです。
この敷地をどのように見立てるか。身体の診断をする医師と同じように責任の重い仕事です。ロケーションや地形・地勢、敷地の植生、周辺の微気候、伏流水・漂流水、インフラなど見る要素は多岐に渡り、建築の総合診療医という役目でしょうか。
数々の実践を重ねてきたPDOに求められていることだと感じています。個別の専門領域だけでなく、その繋がりや関係性を読み解く力が必要です。
大自然には気が遠くなるような時間をかけてつくりあげてきたかたちがあります。流れているものとその流域の地形で変化していくものですが、そこには一定のルールや物理法則が存在しています。
自然と向き合いながら日々建築に携わる中で、その原点と言える型のようなものの存在を確かに感じています。のちの設計図となるようなDNAを見える化していくことが求められています。厳選されたプロトタイプとして世の中に発信していくことが家づくりの羅針盤にもなり得ると考えるのです。
最小にして最大を得る方法を見つけ出す。
様々なものを身にまとい過ぎて、膨らんでしまったもの。一旦削ぎ落として、そのあるべきデザインの原型を示し、住まい手と共有していくことで、設計プロセスのあるべき道筋をつくっていくことができるのではないか。
本来の自然の中での暮らし、環境との応答が心地よく感じられる源をしっかりと伝えていくことがPDOのこれからの役割でもあります。土地が内包している記憶、住まい手の想い、そこにPDOのDNAが加わって、様々な建築実績が生まれています。