2025.06.29

機能的植栽 ー目隠しー



三隻の舟Ⅰ」では浴室前の目隠しなど植栽工事を進めています。寒冷地では常緑の広葉樹(中木)はソヨゴなど限られた樹種になります。ただこのエリアでは自生している樹木ではないため、どうしても不自然になってしまうのです。



オーナーはこの別荘地の植生を含めた雰囲気をとても気に入られており、今回は落葉樹を中心に選んでいます。もちろん冬は落葉してしまいますが、枝があるだけでもそこに意識が向くことで効果があるのです。冬場は人も少なくなりますし、必要に応じてブラインドをお使いいただき、運用していきます。

2025.06.21

せぎづくり ー導水計画ー



「三隻の舟Ⅰ」で外構工事がはじまっています。 建築工事で斜面を削ったところからは絶え間なく水が湧き出ています。うまくいなさないといけないですが、敷地内に水が流れがあるのはよいものです。



自然な感じになるように細川さん(細川庭店)のセンスで石を配して小さなせぎをつくっています。土が剥き出しになっているところは、浴室前などに落葉樹を中心に植栽を施し、たくさんのクマザザを植える予定です。

2025.06.17

石段のある庭


燈の家の竣工から1年、昨年植えた樹木はしっかり根を張り庭に馴染んでいます。
構想期間を経て今年はグランドカバーに着手しました。

傾斜した地面は手前から奥まで見渡すことができます。
ここに宿根草や山野草、グラス類などを植えてナチュラルガーデンにしていきます。
数年後には地面が隠れる程株が育ち、ボリュームある庭が楽しめます。

アクセントになっているのが緩やかにカーブした敷石です。
緑の間を縫って歩くだけでも気分が高まりそうです。

高低差を活かして、立体感のある庭になりました。

2025.05.27

造園植栽工事 ー緑の作法ー



ご縁があり数年前から造園工事を手掛けている富士見高原別荘地の庭。
オーナー夫妻は東京との二拠点居住を続けています。四季の変化に触れる中で気持ちに変化も生じているようです。都会ではなかなか味わえない自然と向き合った暮らしは人生に豊かさをもたらしてくれます。



今年は新たな植栽とデッキ前の芝張りなどを行っています。ゆくゆくはこちらを拠点にしたいとおっしゃっているようです。
建築と緑のデザイン。自然の中での暮らしをサポートします。

2025.05.24

クリンソウ群生地 ー自然再生への試みー


蓼科の「三隻の舟Ⅱ」の敷地から愛さんが避難させてきたクリンソウ。
解体工事が始まる前に救出した時はまだ芽を出したばかりの小さな株でした。



スタジオで元気に育ち、いま花を咲かせています。
だいぶ先になりますが、また敷地に戻してクリンソウの群生地を復元したいと計画しています。

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