2020.07.07

種から苗へ

昨年冬に種を採種し、2月に蒔いたじいそぶがるてんのツルニンジン(別名:ジイソブ)
の種が発芽し、今はもうこんなに大きくなりましたので

雨の合間をみてポットへ植え替えました。

同じ敷地から種を採り、同じ日に蒔いたオトコエシも、こんなに大きくなりましたので

ポットへ移動していただきます。

そして6月26日の手入れの際にトレイルランの家で採種したルリソウの種を蒔きました。

採種し蒔いた種、そして苗は、すべて邸別に管理をしています。

その地のものはその地へ還す。
それは少し手間ではありますが、自然に寄り添った庭づくりの基本であり
その地域の美しい景色を守るために、大切なことでもあるように思います。

2020.07.01

豊かな軽井沢の自生種とともに

春の花が咲き、新緑の美しい5月。
昨年の春に引き渡しを終えた、既存の植生がとっても豊かなトレイルランの家
ご依頼をいただき、植生の調査とお庭作りのお手伝いをしてきました。

図鑑を見て笑うは私の相棒、三浦さん

敷地の中に、隣地から湧き出た水が流れ込む湿地があるこの土地では
様々な環境があるため、他に類を見ないほど豊かな植生が見られます。
この日確認した植物は、名前が不明なものを含め、52種類。
この中には外来種等のいわゆる雑草は含みません。
その中から、5月に見られた花を一部紹介します。

サクラソウ/Primula sieboldii

ルリソウ/Nihon krameri

ササバギンラン/Cephalanthera longibracteata

その後、何度も庭の手入れに伺いながら、毎回見つかる新しい種類の植物も
リストに加わり、現在およそ80種類になります。

自生種を守り、増やし、魅せる庭づくりを始めています。
今後少しずつ、ご報告していきたいと思います。

2020.06.09

マイヅルソウ – 伐採の横で

昨日から「玄の家」での伐採工事が始まりました。
工事の前日、日曜日。
私と、仕事のパートナーである三浦さん、二人の時間がとれたので
一緒に現場を訪れると、私には見えていなかったマイヅルソウを
三浦さんが見つけてくれました。
一度見つけると、それは敷地内の色々なところで、絨毯のように広がっています。


伐採工事当日。


大きな重機と手作業で、木を丁寧に1本1本切り倒していく横で
アカマツのふかふかの落ち葉の中にいたマイヅルソウを、ほんの一部ポットへ移しました。

不思議なもので、苗木を見つけようと思うと苗木ばかりが見え
山野草に気持ちを向けると山野草が見える。
一人でマイヅルソウを探しに行った時は、あんなにたくさんあったマイヅルソウが
木が倒れる大きな音にびくびくしていると、まったく見えてこないのです。
大切なものが見えるかどうかは、心次第なのかもしれません。

マイヅルソウ(舞鶴草)
Maianthemum dilatatum
キジカクシ科マイヅルソウ属
葉を2個広げた姿を鶴の舞う姿にたとえた和名。

2020.05.27

庭づくり始まる


キッチンスタジオのある家で植栽工事が始まりました。
建物のお引渡しが去年の10月末。
樹木を植えるにはひと冬越した今頃が良い時期です。

建物の工事中、デッキに手摺を設けるか話題になりましたが、
生活しながら考えたいとのことで保留になりました。
今ではベンチのように座りお気に入りの場所となっています。
そんなデッキから楽しめる位置にアブラチャンとカンボクを植えます。
いつもの目線で確認しながらしっくり来る配置を見つけます。


道路沿いにはアズキナシやコナラ、ジューンベリーを植えていきます。
新たな緑が加わるごとに庭との一体感が高まっていきます。



そしてご家族が楽しみにされていたポット苗の植え付け。
オーナーと愛さんで庭のお手入れ方法や道具のことなど色々な話をしながら、
気持ちの良い気候の下で作業できました。

2020.05.06

笹移植大作戦 ー野草と笹の森へー



完成して1年半となるSpiritual Retreat
四季を通して過ごす中で見えてくるものがあります。ご夫妻の意識もインテリアからエクステリアのデザインへと広がっています。



さりげなく環境の中に佇む家。建築で荒れた敷地の修復が行われています。斜面に広がっている笹を剥がし、土がむき出しになった斜面へ移植です。合わせて野草の切り戻し作業。
ランドスケープデザイナー愛さんとガーデナー平井さんのチームで1日作業です。

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