2023.03.11

土中環境

森づくり



以前から関心のあった土の中のこと。
研究も進み、菌根ネットワークが森を育んでいることもわかってきています。
(おすすめの図書:マザーツリー/スザンヌ・シマード著)
(TED: 森で交わされる木々の会話

我が家の小さな庭も20年がたち、植生の変化には驚きがあります。
落葉樹の大量の落ち葉が動植物や菌類の力を借りて土に還り、土壌を改良しています。

暮らしの中で感覚的に感じていることを小さな実践の中で確認し、居住環境を支える見えない土の中の環境を改善していきたいと思います。
まずは3冊揃えて勉強開始。我が家の庭から実践も始めます。

2022.04.28

シダ植物 ークサソテツ群生ー

森づくり



うずまきスタジオのアプローチ沿のクサソテツです。若芽はこごみと呼ばれ春の山菜のひとつ。天ぷらや胡麻和えなど美味しいです。

若芽の時に葉の先端がくるくると丸まっている特徴的な姿で観葉植物として庭に植えることもあります。


手前にあるにはオシダの若芽、大型のシダ植物です。1mを超える葉を放射状に伸ばし、これから存在感が一気に増し、庭に変化をもたらします。

2019.11.21

霜柱 ー氷の結晶ー

森づくり


穏やかな快晴の朝。放射冷却で八ヶ岳南麓も最低気温を記録しました。標高1,000メートルを超えるうずまきスタジオでは今朝は氷点下3℃。
学名:Keiskea japonica、シソ科の野草です。
地上部が枯れても地中の水を吸い上げているので地表面が氷点下近くになった朝に氷の結晶が茎の根元に現れます。

2019.06.04

法面を考える

森づくり

PDOにご依頼いただく方の土地には、豊かな植生が見られることが多くあります。
そしてまた、平らな土地などは皆無で、いずれも法面が多く見られます。

法面をどう仕上げるか。
建物を建てる際にどうしても失われる植生を、できれば取り戻したい。
と、私も施主様も考えます。
それは、植生を含めたその土地に魅了されているからでしょうか。

よくある牧草を使った法面処理は、慎重に行い
できればその地の植物に戻していきたい。
そのための実験を、事務所の敷地内法面で行っています。

今年の4月23日、表土を剥いだところ(工事後の状況を再現)に植栽ネットをはり
ネットの間に、植栽を植え込み、腐葉土をかけて仕上げました。


そして6月3日現在の様子はこちらです。


雨風にあたり、上にかけた腐葉土の多くは流れていますが
植えた植物や苔が定着して葉を広げ、植栽ネットもさほど気になりません。


公共工事や店舗で見られる植栽ネットですが
丁寧に、間に石や苔や植物を入れ、凹凸をつけることで
より自然な雰囲気に仕上げることができそうです。

2018.12.28

7年後の風景を描く ー平井流庭づくりー

デザイン道 森づくり



クリスマス休暇を利用して八ヶ岳の家に帰られたご夫妻。来春からの庭づくりに向けて1年ほど前から対話を続け、平井さんからのプレゼンです。夏を中心に年間で何回か長期滞在する時期。季節ごとの滞在で庭を楽しむためのデザインが求められます。



ずっと管理し続けるのではなく数年後には手放し、見守っていけるような庭づくり。
自然とオーナーの手入れで育っていく庭です。

ふたりの子どもたちが自立はじめる7年後? 中長期のプロセスを楽しむ計画です。
仕事場、子どもたちの学びの場、そしてご夫妻の暮らしの場。
庭と住まい、暮らしと身近な道具たち。2019年の新たな展開も楽しみです。

細田@POD

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