2014.10.11

インスピレーションをもらう

デザイン道

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「建築家の建てたいものを設計するのではありません。敷地環境が求めるもの、オーナーが求めるもの、それがPDOのコンセプトの元に融合して、私を通してかたちとなるのです」中村がよくオーナーに語る言葉です。
  
すでにご要望をいろいろお聞きしていましたが、あらためて敷地を訪れました。敷地に立ち、自然からのインスピレーションをもらい、その場でスケッチをしていきます。
  
この段階でかたちになったものには大事な要素がたくさんつまっているのです。
  

2014.06.05

色見本板作り

デザイン道

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5月にもかかわらず各地で真夏日が記録されたと聞きます。八ヶ岳高原ではカラッと晴れて、日陰では涼しく快適そのもの。
   
今日は外壁に使う杉板に、スペシャルな調合で色見本を作っています。外壁に塗る防腐防虫塗装はいろいろありますが、PDOではカタログの色、缶に入って送られてくる色をそのまま使うことは稀です。
  
様々に調合して樹木の幹の色を表現します。カラマツ、ケヤキ、アオハダ、リョウブ・・・・、家を取り巻く環境に応じて、色は工夫されます。

2013.09.29

遊び心のあるデザイン

デザイン道

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偶然通りかかった建物の玄関先で、ラッパのような筒を見かけました。筒の先は2階の床まで伸びています。
  
もしかしてこれは、、、
  
家の中の人と直接話が出来るでは?
  
さらに筒の一部に押釦の様なものがあります。ここを押すと家の中でチャイムが鳴るのかもしれません。
  
もしそうだとすると、なんて楽しい仕掛けでしょう。玄関前のアクセントとしても面白いです。

2013.09.24

鉄と木の取り合うデザイン

デザイン道

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
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PDOでは表現上必要であれば、木造であろうとも、柱や梁を鉄にしたり、階段を鉄にしたりします。
  
難しいのは異種の材料が出会う部分です。ここにデザイン処理の工夫が必要です。
  
「天神の曲り家」では階段を鉄骨製にしました。リビングルームから山並みを望むメインのシーンは、階段と一体化しています。木造階段では部材が厚く、大きくなるためにどんなにデザインを工夫しても限界があります。
  
そこで鉄骨階段といたしました。軽やかですから存在感のバランスがうまく取れます。
  
難しいのは木の造作との取り合いです。
「離して縁を切る。」
「かみ合う。」
「貫入する。」
いろいろあります。

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