2014.08.04

建築家ヴォーリズを訪ねる 1

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軽井沢建築文化の父ヴォーリズ。近江八幡のヴォーリズ記念館、洋館群など視察に行ってまいりました。
  
戦前の時点ですでに設計作品が1600件を超えたとのことです。それほどの仕事をこなす原動力はなんだったのか、どのようにしてなし得たかなど、今後の自身の建築家としての立場を、あらためて見直すことにもなる、有意義な旅となりました。
  
戦前の日本の田舎に、宣教師として一人近江に来て、多くの偏見もあるなか、キリスト教布教、社会貢献の一手段として、設計技術を振ったのでした。これが原動力でしょう。近江八幡市の名誉市民第一番目は、ヴォーリズです。
  
人類はみな兄弟という精神で、近江兄弟社を発足し、様々な教育事業や販売事業を発展させました。ここに多くの賛同者が存在します。建築作品の多産は時代が求めるままに、進めることができたのでしょう。
  
ただ、ここには当時欧米で興っていた、新しい建築思潮モダニズムとの関連性や、ジャポニスム(日本建築文化)との意図的、意識的なデザインチャレンジは観て取れません。極めて禁欲的です。キリスト教教理に照らして、必要最小限を追及していたのかもしれません。それが結果的に装飾を排除した、「さりげなさ」という表現を生んだのでしょう。

2014.08.03

妖艶 -ヤマユリ咲き乱れる庭

できごと

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愛子さんから、「今ヤマユリが咲いてるよ、夕方来るとまさに妖艶!」山野草の楽園で今まさに咲き乱れていると、知らせがきました。2、3日中で終わってしまうとのこと。
   
もちろん見に行きました。なるほどまさに妖艶。訪れたのは西日のあたる夕方ではありませんでしたが、たくさんの貴婦人が声高に自慢話をし合っているようです。
  
全て自然に増えていったそうです。春の芽吹き以降、様々にかわるがわる山野草の花が咲く愛子さんの庭園。
  
とかくすぐに結果を見たい現代人。庭づくり初期に露出した土に、つい芝の種を蒔いてしまう。そんな衝動に駆られても、まず、雑草を伸び放題にしてその庭ならではの土づくりから始める、山野草の楽園は自然がつくるもの。人はそれを愛でて植物をほめてあげることで、成長を促すくらいが役割りでしょうか。

2014.07.29

チロリアンランプ

できごと

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「デロリアン?」
「違う。チロリアン!」
「チロリン?」
「だから、チロリアンランプ!」
  
数回こんなやりとりを店主と交わし連れて帰ってきました。
  
写真では花開いてしまっていますがつぼみはまるでさくらんぼのように可愛らしいのです。
  
枝は蔓のように絡みつくのではなくのばし続けるタイプとのこと。
  
さし木をして、どんどん増やしていつかバラのアーチならぬチロリアンランプのアーチを造るのです!
  
でも庭のどこに造ればよかろうか。庭にはすでに先住の方達がひしめき合っている現実。
  
まさか退去していただくわけにもいかないし…。
  
悩みどころですねぇ。
  

2014.07.27

花定規

できごと

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小さな花が等間隔に埋め込まれたアクリルベース。桐の箱も付いて上品な設えです。実はこの商品、花を目盛りにした定規なのです。
  
花は本物のかすみ草を赤く染め、ドライフラワーにしてからアクリルに埋め込んでいます。
      
アクリルに赤い花といえば倉俣史朗のミス・ブランチを思い出します。もしかするとオマージュなのかもしれませんね。

2014.07.22

油や夏本番!

できごと

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毎週火・水とお休みだった油やも今週から9月1日までは休みなく営業します。
  
ギャラリーも週替わり、ワークショップなどのイベントも盛り沢山です。
  
古本、陶器、アート、音楽、、、大人がゆっくりと楽しめる施設です。