「建築家の建てたいものを設計するのではありません。敷地環境が求めるもの、オーナーが求めるもの、それがPDOのコンセプトの元に融合して、私を通してかたちとなるのです」中村がよくオーナーに語る言葉です。
すでにご要望をいろいろお聞きしていましたが、あらためて敷地を訪れました。敷地に立ち、自然からのインスピレーションをもらい、その場でスケッチをしていきます。
この段階でかたちになったものには大事な要素がたくさんつまっているのです。
偶然通りかかった建物の玄関先で、ラッパのような筒を見かけました。筒の先は2階の床まで伸びています。
もしかしてこれは、、、
家の中の人と直接話が出来るでは?
さらに筒の一部に押釦の様なものがあります。ここを押すと家の中でチャイムが鳴るのかもしれません。
もしそうだとすると、なんて楽しい仕掛けでしょう。玄関前のアクセントとしても面白いです。