2023.10.29

スキップフロア ー空間に変化をもたらすー

デザイン道



敷地の傾斜を生かしたり、地面(庭)との繋がりの演出のため2〜3段のスキップフロアを設けることも多いです。天井高を変えたり、ソファに座った時の囲まれ感をつくり出す効果があります。都会のマンションではなかなか叶わないリゾート地ならではの設計手法です。


空間のつながりを損なわずに感覚的に部屋を仕切り、心地よい居場所をつくります。

2023.10.27

居心地良さの感覚

デザイン道




目白にある自由学園明日館を訪ねました。

フランク・ロイド・ライトの建築を体験すると、
視界に天井が入り、床や壁と共に意識が向けられます。
低いところで天井高2.1m。
写真からも人が大きく見える程です。

それで窮屈かというと決してそうではなく、むしろ居心地良く感じます。
包み込まれる安心感の中に広がりさえ感じるのは
窓が多く、景色の切り取り方が大きいのだと思います。
メインの空間は吹き抜けや勾配天井にしてメリハリを持たせています。




人が居心地良いと感じる空間に決まった寸法はありません。
その都度考える楽しみがあり、興味が尽きないところです。

2023.09.20

土地選びからの伴走 -敷地所感-

デザイン道



プロジェクトのプロセスや建築実績をご覧いただき、設計コンセプトにも共感してもらい、
土地選びの段階からご相談いただくことが増えてきました。

パッシヴデザインは、土地の環境やその敷地の地形とも折り合いをつけてデザインしていく手法です。配置計画や自然との繋がりを生む大きな開口部など、環境と建築の間の相互作用のあり方を計画していくことに注力しています。

候補の敷地の良いところ、悪いところ。
設計及び建築時の工夫や対処でカバーできるかどうか。そんなことをお伝えして選ばれた敷地がどんな特性を持っているかを共有しながら計画を進めていきます。

2023.08.24

2階リビングという選択肢

デザイン道



ふうろの家のリビングは2階にあります。
宙に浮いた様な高い視線から眼前に広がる景色を楽しむことができます。



1階には子供部屋やスタジオといった個室を設けています。
庭との繋がりを感じながらアクティブな使い方ができます。

部屋の構成によって住まい方が大きく変化します。
敷地の特性やオーナーのライフスタイルに合わせて選択していきます。

2023.08.03

涼を呼び込む知恵

デザイン道


日本の伝統的な涼み方として「打ち水」があります。
水を撒くことで周囲の温度を下げ、見た目にも清涼感を出すことができます。
茶道では迎え水とも呼ばれ、お客様をお迎えする意味も持っています。


壁画の家のエントランスの床はクォーツサイト(石英岩)です。
割り肌仕上げ(割ったままの原石をそのまま仕上げとする工法)により、
1枚1枚違った表情を出せる天然石です。

和にも洋にも合う素材ですが、水を撒くことで一気に日本的になります。
エントランスが路地の様にも見えるのが不思議です。

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