2013.01.31

八つ石、すごいぞっ!

できごと

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八ヶ岳南麓では太古の昔、大規模な山体崩壊がありました。南麓一帯が岩だらけなのはそんなわけです。
  
そんな岩はとても魅力的なのに、せいぜい庭園に使ったり、土留めに使ったりする程度です。
  
エリアで産出する石はその場の特質をとてもあらわしていて、それを建築に利用することは建築家の夢です。
  
しかしながら昨今の合理性は、流通に乗らない商品は価値なしとみなされ、また、大量消費されないものはすなわち「特注」というラベルを貼られ、とても高価なものとなってしまうのが現状です。
  
それでもこの「八つ石」をどうしても建築に使いたい。この石は凝灰石なわけですが、切り口が薄紫で雲母分を含み、とても縄文的な力強さ、美しさを持ちます。
  
まずタイル状にして見ました。数年前E邸の外壁の一部に使ってみました。
  
そして今度は「天神の曲がり家」のキッチンカウンターに採用する事が決まりました。
  
そこで本磨きをしてみたら!石屋さんもビックリ!なんて美しいのだ!!

2013.01.24

ゼニナル

できごと

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白州の台が原宿の古物商で見つけた面白いもの。大正時代のものでしょうか。今で言うレジです。
  
なんて味わい深いプレートなんでしょう。ゼネラルをもじってゼニナルとは!今も昔も人の夢は同じ。
  
ここに収めたお金は、いつの間にか増えている!そんなロマンのある、大正時代のレジスターだったのです。

2013.01.15

ありえない感じの樹

できごと

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冬の軽井沢は人もまばらで生き物たちの活動も休眠。旺盛な樹木もほとんどが葉を落としています。そんな中、俄然存在感があるのは針葉樹でしょう。
  
敷地調査のさなか、ありえない感じで枝が出まくっているサワラ発見!滋養が貧しい八ヶ岳ではサワラはこんな風にはなりません。やはり軽井沢はすごい!地面の下の直根もこのように旺盛に発達しているに違いありません。
  
眺めているだけでもなんか元気が出てきますね。

2013.01.13

カーボーイステーキ

できごと

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15の歳から始まった軽井沢通い。それでも建築家としての初めての仕事は18年前からだ。その冬、北軽井沢のペンションの現場の帰りに、始めて「カーボーイステーキ」に立ち寄った。
  
図面をペラペラと眺めていると、低音でやたらと押しの強いマスターが話しかけてくれた。「設計士さんですか?ログを作るのですか?」「いいえ。私はログはやりません。」そんな会話をしたのを覚えている。
  
それから軽井沢では20数件の建築をさせていただいた。そしてこの4月からは追分に事務所を開いて、腰をすえて軽井沢建築に取り組む覚悟をした。
  
さて、久しぶりにカーボーイステーキを訪れた。ここが大好きで行く前の日は夜も眠れない次男に内緒だ。彼はいま大学受験をひかえてねじり鉢巻状態。だからステーキはお預けで1000円のハンバーグランチにした。
  
図面をペラペラと眺めていたら、低音で押しの強いマスターが気さくに話しかけてくれた。「設計士さんですか?」

2013.01.04

苔の雪景色

できごと

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湿気の多い軽井沢では、至るところで苔のある風景を見ることが出来ます。
  
この日の朝は氷点下。カチカチの苔の上に雪が舞い、キラキラとした表情となって現れました。

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