2013.07.07

揺らぐ木漏れ日

できごと

12
アトリエトリコの木村さんと、5年ぶりに「妖精の樹のある家」を訪れました。この家は私が15年前に設計したものです。
  
水平感を強調した巡る庇、コーナーを宙に浮かす、光を表現した小さなスクエア開口・・・・・、今とやっていることが変わりません。
  
環境とオーナーを鏡にして形をつくるという、その設計作法に変わりはないわけですから、当たり前と言えば当たり前。
  
この日も木漏れ日がブリックレンガの壁に斜めにさして、しゃらしゃらと小さな音をたてていました。

2013.07.05

梅雨きのこ食す!

できごと

11
梅雨らしい日がつづきます。明ける前にはなんとしても次の冬の薪を割り終えなければ!そんな切迫感に追われながらも、朝夕の散歩は欠かせません。
  
路傍のきのこが今年はいつもより多いです。昨日はコウジタケを3本収穫し、キャベツといっしょに炒めて食しました。すごくおいしいのになぜかうちの家族たちは手を付けません。独占できるから良いですけどね。

22
きょうも見つけました。テングタケの仲間でしょうか。これは毒。そしてシロヌメリイグチ。これはたいしておいしくない。
  
なんでも食べてしまうわけではないんですよ。

2013.06.08

巣は作らないで!

できごと

145
甲府あたりではもう巣立っていったツバメたちも、ここ八ヶ岳南麓ではこれから営巣のようです。現場はまだ壁合板も張られる前ですから外も同然。
  
打合せに訪れますと、ツバメの夫婦が「ここは巣作りに良いんじゃないの?」などと話し合っています。
  
気の早いオスはもう口に巣作りの材料をくわえているような・・・・。
  
「ここはダメ!もう数日で出入できなくなるんだから!」そう言いますと一度は出て行くのですが、またすぐに戻ってきます。
  
言葉が通じないというのは困ったものです。

2013.05.25

ふるさとに帰る2

できごと

131
ライブが終わり深夜まで打ち上げに紛れ込んで、当然八ヶ岳には帰れません。田原町のカプセルホテルにお世話になりました。(もう2度とごめんです)そのホテルからは私が毎日6年間通った小学校の門が見えるんです。
  
早々にチェックアウトをすませて、小学校から当時の家までをたどってみました。ほとんどが変っていて当時のままの家はありません。それもそうですね。40年くらい経っているんですから。当時の家もなくなって区画自体が変わって、デザイナーズマンションなんかがひしめき合って建っていました。

218
それでも変わらないものはありました。「駒形どぜう」「厩(うまや)橋」もちろん「墨田川」。但し、廻りの風景は一変しましたね。どこもかしこもきれいになりました。スカイツリーがなんて絵になるんでしょう。
  
涙ぐみながらとうとうJR浅草橋駅まで歩いてしまいました。

33
・・・このガード下だけは、まったくどこも変わっていませんでした。

2013.05.23

ふるさとに帰る1

できごと

128
私のふるさとは浅草です。18歳までここで生まれ育ちました。その後転々とし八ヶ岳に住んで20年経ちました。そんなふるさとに25年振りに帰りました。
  
25歳の私は建築家としては早熟でした。RC造4階建ての先輩の工場併用住宅を設計監理しています。同じ軽音楽部出身の先輩です。そこで昼は工場を夜はライブハウス、ということを始めてもう10年くらいがたちます。
  
「今度行きます!」といってから10年もたってしまいました。
  
先日ふるさとへ、25歳の私に会いに行ってきました。当時「ポストモダン」などと言って、自由な建築表現がはやっていました。
  
今、この建築を前にして思うことは、「随分熱の入った造りだな。なかなかいいじゃないか。」客観的に見ることが出来ます。しっかりと、立派に建っていました。

1...2930313233...41