最近は薪ストーブの選択肢が多く、機種選びの楽しみが増しています。
特に海外製のものは高効率な燃焼技術や環境配慮に優れるだけでなく、
デザインの違いで炎の見え方も変わってきます。
よく聞かれるのが暖房能力についてです。
薪ストーブが主暖房であれば空間の大きさに合わせて選ぶ必要がありますが、
床暖房等により安定して部屋が暖かければ、どう炎を楽しみたいかで選んで良いと思います。
HETA(ヒタ)を代表とする鋼板製の薪ストーブは炎の立ち上がりが早く、
操作方法もシンプルなので初めての方にもおすすめです。
薪割りの道具やアクセサリーも豊富なため、
深みにはまるととことん楽しめる世界です。
JOTUL(ヨツール)/F520
JOTUL(ヨツール)/F373
HETA(ヒタ)/NORN(オーブン付)
HETA(ヒタ)/ambition
Vermont Castings(バーモントキャスティングス)/Encore
HASE(ハーゼ)/sendai135
DOVRE(ドブレ)/VINTAGE50
こちらの写真は建築後13年目の板壁。当初、建物の西側にカラマツ林があったため、風雨や日射をある程度防いでくれていたためか、比較的良い状態だったと思います。
そして、24年目の姿。シルバーグレイの塗装はほとんど退色し、かなり濃くなっています。随分前にカラマツ林が伐採されて、風雨や紫外線の影響をより受けるようになったことも影響しているでしょう。
今まで外壁はノーメンテナンス。塗装の退色など気になる方もいると思いますが、機能面では今のところ問題はありません。お客さまには15年〜20年くらいで洗浄の上、再塗装すると良い状態がさらに長く保たれるとご案内はしています。
あまり神経質にはならずに、でも愛着を持ち気にかけてあげること、変化を受け入れることも大事です。
細田@PDO
建物に120度や135度といった角度をつけることを「への字プラン」と呼んでいます。
自然地形に馴染みやすく、高低差も読み込めば様々な環境に適応可能です。
敷地には常に移ろい一定でない「流れ」があります。
主に日照や風、水の流れです。
への字プランは水に対して合理的に対処できます。
地中を流れる伏流水や一時的な表流水を建物の背後で受け流し、
南面の庭を湿気のない快適なものにしてくれます。
写真は窓枠の断面部分です。
乾燥により木材に隙間が空かないよう、あるいはもし空いても壁の中が見えないよう、薄い板を挟んでしっかり固定するのですが、
角度があることで難易度の高い仕事になります。
また、基礎工事でも角度の確認作業をより入念に行う必要があります。
こういった技術的な裏付けにより「への字プラン」は実現しているのです。
ユニットバスと聞くとデザイン的に苦手意識がありました。
洗面との繋がりを出しにくく、非日常性に劣るイメージがあったからです。
しかし結局は設計次第。
ガラスドアや脇ガラスを選び、南向きの大きな窓を設けることで
非日常性が損なわれず洗面との繋がりも確保できます。
メンテナンス性が高いことはユニットバスの大きなメリットです。
肩湯やカラリ床といった機能も取り入れればより快適なものになるでしょう。
オーナーのこだわりやコストバランスに合わせて選択します。