昨年、小淵沢に一戸建てを借りて、東京との二拠点居住を始めたご夫妻。
八ヶ岳エリアへの本格移住のために土地探しを始めています。いろいろ見て回る中で、イメージに近い明るい広葉樹の森に出会い、敷地を一緒に見てほしいとの相談をいただきました。
あまり人の手が入っていない、ワイルドな森です。ここに居を構えるわけですから自然に介入することになります。自然に介入し、少なからず破壊する。その後、時間をかけて修復し、再生する。
そうした一連の変容にどう関わっていくのか。PDOのテーマでもあります。
奢ることなく、自然から学び、謙虚にできることを続けていく。
自然は偉大です。その秘めた力を借りましょう。
「三隻の舟Ⅰ」を建築実績に公開しました。
表流水、伏流水のある傾斜敷地。水流をせき止めない平面形、傾斜に沿わせた空間構成です。
東京からの移住を検討されているご夫妻。ちょうど1年前に安曇野エリアで土地探しをしている段階でお問い合わせをいただきました。
その後蓼科高原などの検討を経て、八ヶ岳の南麓で良い土地に巡り合うことができました。社屋とご自宅の計画になりますが、まずは社屋の設計からスタートです。
詳細は後々プロジェクトブログで発信していきますが、楽しみなプロジェクトがはじまります。
当たり前のことではありますが、自分が真に望んでいることがわからなければ、その実現を誰かに依頼することはできません。
様々なタイミングで建築の相談をいただく中で、「このような状況で相談させていただいてもいいのでしょうか?」と尋ねる方もいらっしゃいます。
誰かに相談するという行為は、その人の中で何かが生まれ、ゆっくりと起動しはじめた証ではないでしょうか。それは建築のイメージだったり、その土地での暮らしの形、心のあり様だったりします。おそらく正解というタイミングはないのでしょう。
心が動いたらまず行動してみる。
対話を重ねていくことで、ぼんやりしていたイメージの解像度が上がり、望んでいたものの形が見えてきます。
設計提案中のお客さまを「玄の家」 にご案内しました。
都会の住まいで感じている広さと開口部の大きい自然の中での住まいでは、広さの感じ方も大きく変わってきます。外の自然環境との連続性と各部屋のつながりで、数字で感じる以上の広さを実感していただくことが多いのです。
必要以上に建物を大きくしないこと、懐にも優しくなります。
細田@PDO