2018.07.31

土塗り壁―伝統工法修業中―

デザイン道

建築の中でも、建築行為で環境への負荷が少ないのは木造でしょう。
木造は、ツーバイフォー工法、在来工法、ログ造、そして伝統工法、
と大別できます。
かつて私は在来工法と伝統工法は同義だと勘違いしていました。
在来工法は骨組みこそ柱、梁ですが合板や緊結金物を用いて変形のない箱をつくります。
伝統工法は「めり込み復元」を旨とした免振構造です。
どちらが地震に強いか?
考え方が真逆なので何とも言えないところですがどちらも強いです。

さて、私は今、伝統工法の技の勉強にはまっています。
要件をバランスよく整えて美しいデザインにする、その根拠となるものを、
先人が積み重ねた日本独自の工法、デザインより多くを学ぼうと思ったからです。

高橋昌巳先生が自らの設計・施工の現場を対象に講義をしていただく機会に恵まれました。
今日は「土塗り壁」です。
八ヶ岳の若き棟梁、横山潤一氏とデザイナー持留和也氏と共に参加です。
私も潤一氏も竹木舞組に挑戦です。
現場で藁を混ぜて7か月寝かした土で荒壁工程塗りです。

中村@PDO

2018.06.04

開放的な家とZEH基準は同居できるか?

デザイン道

2020年法施行の新省エネ基準はとても高い断熱性能を求めます。
最低とされる基準でもそれをクリアーできない設計、施工者が続出するでしょう。
既に業界は戦々恐々状態となっています。
表面デザイン設計者や旧態大工工務店ではつくるものすべてが違法住宅となるかもしれません。

軽井沢町は断熱地域区分3、最低値でも0.56W/㎡Kが求められます。
ハウスメーカーはすでに最高基準のいわゆるZEH値0.38W/㎡Kクリアーを
売り文句に宣伝を拡げています。
PDO流の開放型設計ではどうなるか?
詳細計算によると平均で0.55W/㎡Kですからクリアーではあります。
さて、ZEH住宅で薪ストーブを焚いたらどうなるか?
オーバートしてしまい「あたたかい」を超えて「暑い」といういけない状態となります。
なので、森の家でありながら薪ストーブを焚く幸せを味わえないわけです。
ZEHでは高価で超高性能なメーカーサッシを用いますが、
窓の大きさは制限されますから森と一体感のある暮らし、というわけにもいきません。
地域の特性を活かし冬の日差しをふんだんに取り入れ、床や壁に熱を貯金する、
などという設計工夫を無意味としてしまうおそれもあります。

PDOの考えは、ZEHを良しとしません。
それは森の生活ではかえって不適切な家となります。
でも、法的基準となる地域区分の性能基準は満たさなければいけません。(これは大前提)

2020年基準を満たし、かつ森と一体感のある開放的な暮らしは同居できます。

中村@PDO

2018.05.12

バイオミミクリ―デザインのヒント―

デザイン道

我がスタジオの野草の丘においでになる押田部長は原村から移っていただいた方です。
毛深さとあくの強さで存在感があります。
その部長も春を迎えもりもりとこぶしを押し出して蘇ってまいりました。
こごみ課長も少し気弱ですが頑張っています。
上から見るとなんて美しい輪郭。
ミミクリデザインのヒントがあります。

中村@PDO

2018.05.08

野草の丘の手入れ始め―広岡奉行―

できごと


広岡さんと平井さんがうずまきスタジオ今シーズン一回目の手入れに入ってくれました。
次々に芽吹く野草。抜くべきものか?育てるものか?
お奉行が来るまで勝手なことはできません。
それにしてもヤナギランが異常な広範囲で繁茂してしまいました。
条件が良すぎたせいで野放図に育ってしまったようです。
人と同じで過保護は禁物。ストレスがあるほうが良いのですね。

「範囲を決めて抜いてしまいましょう!
また、ボリュームを調整するには幼いうちにカットしてしまえばよいです。」

なるほど。

中村@PDO

2018.04.10

ペチカ

デザイン道


8らしい会のコアメンバー持留さんの家は昭和初期の古民家です。
少々の断熱材補強をしただけです。
でも寒くないのはこのペチカのおかげでしょう。
古民家ですから畳の間が田の字が基本形。
その中央にこのペチカがあります。

焚口のある炉は耐火煉瓦積み、蓄熱壁は普通煉瓦積みです。
ほとんどがDIYです。

伺ったとき息子さんが炉の天板に体育座りしていました。
ペチカはまるで家族の一員で冬はここに寄り添っているんですね。

中村@PDO

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