2013.05.23

ふるさとに帰る1

できごと

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私のふるさとは浅草です。18歳までここで生まれ育ちました。その後転々とし八ヶ岳に住んで20年経ちました。そんなふるさとに25年振りに帰りました。
  
25歳の私は建築家としては早熟でした。RC造4階建ての先輩の工場併用住宅を設計監理しています。同じ軽音楽部出身の先輩です。そこで昼は工場を夜はライブハウス、ということを始めてもう10年くらいがたちます。
  
「今度行きます!」といってから10年もたってしまいました。
  
先日ふるさとへ、25歳の私に会いに行ってきました。当時「ポストモダン」などと言って、自由な建築表現がはやっていました。
  
今、この建築を前にして思うことは、「随分熱の入った造りだな。なかなかいいじゃないか。」客観的に見ることが出来ます。しっかりと、立派に建っていました。

2013.05.22

インスタレーション

できごと

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油やの中庭では、現代作家のインスタレーションが見られます。タンポポの綿毛のような、空気感のある作品です。
  
アーティストは志村陽子さん。中之条ビエンナーレにも出展されたことのある方です。

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作品と対峙するように、本物のたんぽぽが咲いています。本物の綿毛と、志村さんの綿毛。両方が混ざり合って油やの風景になっています。
   
油や回廊内でも他の作品を見ることが出来ます。タイトルは「包まれる・・・」
  
5月26日までの展示です。

2013.05.15

アルミ×書

できごと

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油やのルーサイトギャラリーで展示されていたアルミ作家と書家によるコラボレーション作品です。
  
アルミ作家である小沼直晴さんの作品は、高温で溶かしたアルミに溶岩のテクスチャを加えた力強さが特徴です。
  
その作品の上に書を加えるのが書家の千登勢さんです。言葉が加わることで意味が生まれ、作品に深みが増します。ちなみにここに書かれているのは、
  
銀の滴降る降るまわりに
金の滴降る降るまわりに
  
というアイヌ神揺集の一文です。作品によっては半年間毎日小沼さんの作品に向き合い、ふさわしい言葉を考えたそうです。

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自分が魅かれたのはこの2作です。左側の作品には文字が書かれていないように見えましたが、千登勢さんに「近づいて見て下さい」と言われ、良く見てみると・・・

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一文字一文字が繊細に刻まれていました。古今和歌集だそうです。
  
一緒に作品を見た中村も、時間をかけてじっくり解読してみたいと言っていました。
  
今回の展示は終わってしまいましたが、また来年、新作に期待です。

2013.05.14

山藤か藤か

できごと

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計画中の敷地の脇に見事な藤?が巻いていました。締められた唐松は「勘弁してー!」と悲鳴を上げているようです。森の中でここだけ日当たりがよく、マメ科の植物にとっては絶好の環境だったのでしょう。
  
ところでこれは藤なのか山藤なのか?違いは巻き方向です。
  
藤は右巻き、山藤は左巻き。
  
これは間違いなく「藤」ですね。

2013.05.13

バードコール

できごと

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油やの前庭で行われたワークショップ、小沼直晴さんの「バードコールをつくろう」。今日はギャラリーの縁側で小沼さん自ら制作していました。

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材料は油屋旅館から出た廃材と丸環です。丸環を回すと「キコキコ」と高い音が鳴ります。それが鳥の鳴き声にそっくりです。
  
一度鳴らすとどこからともなく鳥たちが返事をします。それに答えるようにこちらも「キコキコ」。繰り返していると目の前にシジュウカラがやってきました。

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達人ともなるとバードコールの音を使い分けられるそうです。すぐに1つ欲しくなりました。

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