野草の丘のけもの道を歩いていたら「!」と息が止まりました。
今までにみたことがない巨大なきのこ。
直径15センチはあります。
辺りを見ると、あちこちにぽこぽこ生えています。
図鑑で調べてみると、どうやら「ノウタケ」というきのこ。
いずれかさの部分が脳みそのようにしわしわになるそうです。
アミガサタケにも驚きましたがこちらもなかなか…。
さっそく出張中の中村に写真を送ったところ、
八ヶ岳南麓では初めて見たと連絡がきました。
おそらく、運んできたバーク堆肥に胞子が混ざっていたのでしょう。
「食菌だから、コンソメスープにして食べてね。」なんて一言もありましたが、
ちょっと怖いのでスタッフ全員が揃っているときにいただきたいと思います。
信濃追分文化磁場「油や」では、明日から9月26日まで「信濃追分ビエンナーレ」が開催されています。
作品の発表の場であり、様々な目的や意図を持った人たちが出会う場所。
そんな人と人との結節点にPDOの軽井沢ルームはあります。
細田@PDO
台風10号の影響で朝から冷たい雨が降っています。
スタジオの窓辺でコーヒーを喫していますと、
実を結んだ姥ユリにしっかりとしがみついた夏蝉がいます。
時折吹く強い風にもたたきつける雨にも関せず、
ただ夏の終わりと自身の生涯の終わりを静かに迎え入れようとしているかのようです。
打ち合わせ場所に真っ先にやってきたのは「こみみ」さん。
大きなふわふわ耳がとってもキュートです。
とっても人懐こく、犬不足な私は思う存分撫でくりまわしました。
「さぁ、打ち合わせを始めましょう」というとき。
ふと見ると、こみみさんが中村のかばんに顔をつっこんでいます。
すぽんと顔が抜けると、宝物でも見つけたかのような顔で中村のバンダナをくわえていました。
洗濯してあるとはいえ、中村のエキスがたっぷりと染み込んだバンダナ。
こみみさんは、「たまらん…!」といった感じでなかなか離してくれません。
かわいいなぁとほっこり気分で、ちらと隣を見ました。
そこには、ちょっと困ったような、恥ずかしそうな、なんともいえない表情の中村がいました。