2018.08.29

100分の1の現実

デザイン道


建築模型は見る人を惹きつける魅力があります。
スチレンボードで表現された白一色の世界はアートのようでありながら
実物を模した敷地や建物を俯瞰して見ることができます。

実際に手に取り眺めていると、
いつの間にか小さな世界に入りこんでいることがあります。
カーポートに車を止め、建物のまわりを歩いてみましょう。

「ここからの景色がいいんだよな」
「この窓は道路からの見え方が気になるから考えよう」

基本設計では間取りや外観など検討に熱が入ります。
図面以外に模型やパースといった複数の視点で見てみると
新たな気付きがあり、楽しさも深まります。

2018.08.20

広く感じること ―環境と融合する空間―

デザイン道


外部環境を取り込んだ空間は開放的で実面積よりも広く感じられます。
それは「インテリア」という室内だけを意味する言葉を超えて
中も外も関係なく一体感を感じられるからです。

天然水の家のリビングダイニングは29.8㎡(18.0帖)。
ダイナミックな開口部から視線が抜け、
床と同じ高さのウッドデッキが内外の境界を曖昧にさせています。
吹き抜けや勾配天井もまた縦方向に広がりを感じます。

オーナーのご厚意によりにより内覧可能な建築実績をご案内できます。
BOOKCAFE HOUSEは体験宿泊もできます。(有料/詳細はお問い合わせ下さい)
写真や図面ではなかなか分からかない、
森の中の暮らしをぜひ体感してみてください。

2018.08.18

ファイヤープレイス ―Tipi―

デザイン道


「焚火」と聞いて心躍るのは人間の本能から来るものでしょうか。
それとも炎に触れる機会が減り、非日常になっているからでしょうか。

亀甲模様の家ではインナーデッキに面して焚火場を設けました。
キャンプファイヤーの様に豪快な炎も良いですが、
ここでは安全性を考慮してデンマーク製のTipi(ティピ)を採用。
コールテン鋼を折り曲げただけのシンプルなデザインです。
炎が守られるように包まれ、オブジェのような姿で場を暖めてくれます。

デンマークのライフスタイルにあるヒュッゲ(居心地が良い時間や空間)。
広大な森に面したデッキスペースはまさにそんな言葉がぴったりです。

2018.08.12

何もしない贅沢

その他


今年の暑さは避暑地と言われる八ヶ岳や軽井沢も例外ではありません。
それでも朝晩に涼風が立つことや都会に比べて湿度が低いので体が楽に感じます。

広い空を眺めながら、ただただ過ぎていく時間に身を任せる。
自分自身のために何もしない時間を確保することも贅沢なことです。

明日への活力に繋がりますね。

2018.08.08

ジャイアントテーブル ―大きくても省スペース―

デザイン道


「ジャイアントテーブル」あるいは「コミュニケーションテーブル」をご存知でしょうか。
対面キッチンのカウンターを広げ、ダイニングテーブルと一体になったものです。
大きな木の天板が特徴です。

標準的な仕様では天板にタモの集成材を用いますが、
コストアップ仕様として無垢板にする選択肢もあります。
「いかだ床のある家」ではタモの無垢板をハギ合わせにしました。
床のアメリカンダークチェリーに合わせて赤味に染色し、
ガラス質の透明塗装仕上げで耐久性や耐水性を確保しています。

キッチンに立つ人とダイニングに座る人との距離感が程良く、
新たにダイニングテーブルを置かなくても良いので自ずと省スペースです。

自宅はフォーマルに、別荘はコミュニケーション優先にと、
あえて食事のスタイルを変えてみるのも良いのではないでしょうか。

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