2014.06.07

森の鍛冶屋さん

できごと

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「天神の曲がり家」のオーナーのご希望でアイアンの物干金物の製作を上野玄起さんにお願いしました。ハンマー等で叩いて成形する鍛造という技術です。http://blog.goo.ne.jp/morikaji/e/c77d3ccffdbc24fc9b4add312d4c297d

できあがったとの連絡を受け、工房まで取りに伺い、しばし立ち話。10数年前の仕事のメンテナンスや東京のホテルでの展示、ショップや個人のお客様からの依頼など、いくつかの仕事を抱えていらっしゃるようです。

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タオル掛けやカーテンレール、小物など、アイアン好きの方にはたまらない素敵なものをいろいろ手掛けられています。ご興味ある方はぜひHPをのぞいてみてください。

2014.06.05

色見本板作り

デザイン道

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5月にもかかわらず各地で真夏日が記録されたと聞きます。八ヶ岳高原ではカラッと晴れて、日陰では涼しく快適そのもの。
   
今日は外壁に使う杉板に、スペシャルな調合で色見本を作っています。外壁に塗る防腐防虫塗装はいろいろありますが、PDOではカタログの色、缶に入って送られてくる色をそのまま使うことは稀です。
  
様々に調合して樹木の幹の色を表現します。カラマツ、ケヤキ、アオハダ、リョウブ・・・・、家を取り巻く環境に応じて、色は工夫されます。

2014.06.03

GiRO di Karuizawa

できごと

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今年もやってきました、ジーロ・デ・軽井沢。一般道を走るクラシックカーのタイムラリーです。
  
参加条件は1974年生産以前のスポーツモデル。アルファロメオ、ロータス、ジャガー、ポルシェなどなど、華やかなクラッシックカーが集まりました。

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個人的には車のデザインやパーツに目が行きます。特にこのMGのTA(1936年生産)。ボンネットのバンドや小さなフロントガラス、金物1つ取っても特徴があり魅力的です。
  
天候にも恵まれ、最高のドライブ日和となりました。

2014.06.01

意図を写し込む

できごと

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自然、命を取り続けて来た写真家の松村誠さん。彼の撮る建物の写真はウェットで、生き物のようでもあります。
  
本日は天神の曲がり家の外観撮影。夕景の写真を撮るために光の変化を待っています。
  
下見の時にも中村から設計の意図などを聞き出し、テーマや構図、撮影に適した空気感などをとても大事にしています。生き物のようなPDOの家。松村さんの写真はその命に迫ります。

2014.05.31

水の底

DN
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琵琶湖湖畔の佐川美術館を訪ねました。竹中工務店による匠の技です。縄文的とでもいいましょうか太古の響きを感じます。それを裏で支える高い施工技術は、一見してもわからないくらいに緻密に検討されたのでしょう。建築的な意味のみがきちんと表現されている名建築です。
  
地下空間は楽焼の茶椀を展示しています。
池の下です。
真っ暗です。
水紋に揺らぐ光がそんな空間に降り注ぎます。
劇的な情景。