2014.09.24

組子障子

できごと

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日本の組子障子の歴史は古く、長い建築史とともに多くのデザインに溢れています。
  
そのためいつの時代の組子を見ても刺激を受けます。むしろ時代を遡るほどデザインが豊かで、職人の技術も高いように感じます。
  
先日も大正期に建てられた建物を見学し、出書院の組子障子のデザインに驚かされました。
  
非常に細い組子に、所々見られる僅かなこぶのようなもの。近くで見てみるとそれが竹で出来ていることが分かりました。竹の節目がアクセントになっています。

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アイディアも技術も繊細!緊張感漂うディテールに息を飲みました。

2014.09.17

軽井沢グリーン作戦

できごと

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カラマツは元気に成長しているように見えても、台風などで突然倒れたり、幹の途中から折れたりすることがあります。建物に影響がありそうな場合は伐採することをおすすめしています。
  
空にひらく三枚屋根の家の地鎮祭当日、熊野皇大神社の宮司さんから貴重なお話をいただきました。
  
軽井沢では明治の頃、「グリーン作戦」と称して成長の早いカラマツを一斉に植樹したそうです。今ほど英語が広まっていない時代にこのネーミングはさすが軽井沢ですね。
  
今回伐採したカラマツも樹齢からして明治に植樹したものと思われます。
  
生い立ちを知り、長い役目を終えたカラマツに軽井沢の歴史を感じた瞬間でした。

2014.09.11

美しい窓辺

できごと

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リゾナーレ八ヶ岳はイタリア人建築家、マリオ・ベリーニによる設計です。
  
ホテル棟のロビーは重厚かつ居心地の良い空間で、彼のデザインしたソファや椅子にも座れる贅沢な場所でもあります。
  
素材の使い方や色彩感覚、空間構成、どれも日本人にはないセンスを感じます。
  
ここに身を置くと気持ちが落ち着く一方で、高ぶっている自分もいます。

2014.09.06

白磁のうつわ

できごと

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陶芸家の高橋朋子さんの作品は去年油やで触れてからとても印象に残っていました。今年も新作を携えての在廊です。
  
個人的には光沢のあるパターン作品が好きです。派手すぎず、それでいながら華やかな器です。

2014.08.23

陶器の可能性

できごと

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ボルトを使った面白い作家が来ていると油や内で話題になり、1階のギャラリーを覗いてみました。
  
そこには想像をはるかに超える力強いオブジェがありました。カニをモチーフに、可動部に金物が使われています。世界観含め陶器の可能性を感じる作品です。
  
陶芸家の名前は松本良太さん。まだ29歳です。カニの他にもカバやミーアキャットなどの動物シリーズがあり、日用品としての器と2本柱で活躍されています。
  
今後が楽しみな作家さんの1人です。
  
その他の作品はこちら

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