2018.05.27

イメージを現実に

デザイン道


上棟は設計者にとって心踊る瞬間です。
打合せなどを通して頭の中にあるイメージと
現実とが一致する時だからです。

構造軸組はまさに機能美。
耐震性を確保した上で屋根や壁などを仕上げていきます。


庭と繋がるサンルーム、
薪ストーブを囲んで家族が過ごすシーン・・・
様々なイメージから逆算するように設計していきます。

2018.05.22

女神湖の朝 ―静寂の風景―

できごと


標高が100m上がると気温は0.6℃下がると言われています。
女神湖は標高1540mですからこれからの季節は足を運びたくなりますね。
蓼科山の眺めも素晴らしく、湿原でもあるので高山植物の宝庫です。


静かな湖。
東山魁夷の「白い馬」に出てきそうな風景です。

2018.05.17

建築と庭のしかけ

できごと


長野県立科町にある津金寺。
立派な茅葺屋根に目を引かれ、
涼も兼ねて立ち寄ってみました。

境内に入り、まず正面に見えるのは風景と調和した門。
手入れが行き届いた庭は清々しいですね。
奥には森が広がり、誘われるように歩みを進めると・・・


見事に剪定されたイチイが出迎えてくれました!
まるで大きな鐘の様です。

ちょっとしたサプライズがうれしいです。

2018.05.15

それぞれの解釈

デザイン道


森美術館で行われている「日本の建築展」。
本展のテーマである、日本人建築家たちが日本の伝統建築にどう影響を受け、
どう自身の仕事に表現していったのか、とても興味がありました。

写真は丹下健三の自邸を3分の1スケールで再現したものです。(現存せず)
サボア邸と桂離宮を自己解釈して設計されたものと言われています。
伝統建築も含めてそのまま真似るのではなく、
あくまで「触媒」と考え、全く新しいものを生み出しているのです。

着想のヒントは建築に限らず様々な所にちりばめられています。
何に注目し、どう理解するかで結果は変わってきます。
感覚的であり、哲学的な世界でもあります。

2018.05.07

カリンの木

できごと


植物園で見かけたカリンの木。
普通はのど飴や果実酒などを思い浮かべると思いますが、
すぐにフローリングを連想してしまったのは職業病でしょう。
樹皮に赤みが見えるところもまた想起させます。

材木になるカリンはマメ科のカリンで、
東南アジアに自生しています。
ここで見たバラ科のカリンとは全くの別物なのです。

自然素材もそれぞれ由来を知ると発見があり、愛着が湧いてきますね。
経年変化もまた空間に深みを与えてくれます。

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