2015.07.24

敷地の特性を活かす

できごと

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山の眺望、吹き抜ける風、森の中の囲まれ感。敷地に求める条件は様々です。
  
オーナーご主人は八ヶ岳の眺望。奥様は森に囲まれたようなプライベートな空間。
  
この敷地は両方の要素を合わせ持っています。玄人が好むような難易度の高い敷地でもあるのです。
  
その特性を引き出し、活かすのは設計の力。期待を超えた提案が待ち望まれています。
  

2015.07.12

冬に備えて薪づくり

できごと

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パソコンのマウスをオノに持ちかえて、朝からせっせと薪づくり。力を抜き、スナップを利かせて、オノの重さで割る。木の癖、木繊維の通り方を読んで割るのがコツなのです。

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いい汗かいた後は、屋根のあるデッキでBBQ!今回はダッチオーブンを使った牛タンシチュー、レパートリーも増えてきました。

2015.07.09

土地のもつダイナミズム

できごと

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予定していた敷地で待合わせ、土地の所感をオーナーご夫妻にお伝えしたところ、「実はもうひとつ気になっている、見てもらいたい土地があるんです。」とのお話。
  
土地のもつエネルギー、アクセスのしやすさ、ご夫妻のこれからの生活を考えた時の暮らしやすさ。いろんな面で後者の土地の方がよいのです。ご夫妻も悩まれていて、持ち帰りご検討いただくことになりました。
  
写真は敷地にあるケヤキの巨木のうちの1本です。エネルギーが伝わってきます。先日、「この土地に決めました」と連絡がありました。
  
巨木や群生する野草のふるまいと折り合いをつけること。求められているのは、逆らわない建築。パッシヴデザインです。

2015.07.02

対話というプロセス

デザイン道

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議論(ディスカッション/パーカッションと共通の語源をもつ)ではなく、「意味が流れる」という語源をもつ、対話(ダイアローグ)。PDOでは対話を大切にした文化を築いています。
  
家づくりの過程でのオーナーとの対話、設計意図を共有するための現場での職人さんとの対話、社内でイノベーションを生み出すための対話。そして、家を取り巻く自然環境との対話。
  
対話がプロセスとなり、次の新たなプロセスを生み出していきます。
  
すぐに評価(判断)せず、受け止めて、対象に秘められた力を引き出していくこと。そこに思いもしない形が生まれてきます。
  

2015.06.26

野草の森を夢見て

森づくり

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パソコン作業をしながら、ふと窓越しの林縁に目を向けると、小さな淡い黄色の花に目が止まりました。
  
さっそく外にでて、iPhoneでパチリ。インターネットでいろいろ調べてみましたが、似ている野草はあるものの、どれも違うようです。
  
そんな時、園芸家の広岡芙美恵さんを思い出し、さっそく画像を送り、尋ねてみました。
  
「自生している野草の『キバナヤマオダマキ』ですよ。」ほどなく返信がありました。キンポウゲ科オダマキ属の多年草です。
  
花の後にできる実が熟すと種が採取できるようです。数年後の野草の森を夢見て、種から育ててぜひ増やしたいですね。

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