2021.10.12

植栽振り返り-番台のある家

庭仕事は慌ただしい日々が少し落ち着いてきました。
2021年の植栽工事を振り返りながら、順にご紹介したいと思います。

その後ご紹介していなかった番台のある家です。
3月30日に施主様にも立ち合いに来ていただき
高さ7mのケヤキ1本、6mのカツラ1本、4mのカツラ1本の植栽工事です。

こちらは7mのケヤキ。

こちらにはカツラを2本。株立ちと単木です。

こうした大きな木の植栽は、木々が芽吹く前に動かさなければなりません。
敷地内に大きな木を3本植えるだけで、隣地の木々とのつながりが生まれ
お庭が広く感じられるようになりました。

2021.10.07

まずは目隠しから

2021年9月28日
SLIDING WATERの家で、目隠しのための植栽工事をしてきました。
通りからの目線を気にせず、デッキで過ごすための植栽です。

植栽前

植栽後

デッキ側からの見た目も確認しながら、1本ずつ丁寧に据えました。
この後は門袖壁、アプローチ工事と進んでいきます。

そして、こちらは私から
敷地内に自生しているこれらの野草を増やしていく庭づくりをしていきませんか?
というご提案。
今回の植栽工事ついでに自生している野草の一部をデッキ前に移植しました。
オオバギボウシ、ノコンギク、ノガリヤス、アキノキリンソウ、ホソバヒカゲスゲ、、、
他にもいろいろな種類がございます。素晴らしいですね。

2021.03.30

庭しごと始まる~楽しい水辺づくり

3月28日から、番台のある家で、水路の造作工事が始まりました。


基礎工事の際に湧き出る水を逃がすため、深くまっすぐに掘られたところを
蛇行する流れに変えて、敷地内から出てきた石を利用していきます。


水が流れる場所と溜まる場所をつくり、水の流れに変化をあたえて
向こう岸に渡れる石もところどころに据え
人にも、植物や虫たちにも嬉しい楽しい水辺をつくります。

2021.01.19

ポケットに一冊

寒い日が続いています。
こんな季節は、ガーデンの本を時折開いては、美しい草花を眺めながら
春になったら何を植えようと夢を膨らませるのが幸せですね。

昨年、そんなちょっとした時間に本当にぴったりの、こんなのが欲しかったの!な
ポール・スミザー氏の新刊が出ましたので、ご紹介します。
このポケットサイズがなんとも心憎い。
お庭大好きな方はもちろん、これから始める方も、ふと息抜きに眺める本が欲しい方にも
いろんな方に寄り添ってくれる一冊だと思います。

こちらの本は現在、清里のレストランROCK、エッセンガルテンのほか
長坂のきららシティの清文堂さん、富士見町の今井書店さん、
バックハウスインノさん(長坂のパン屋さん)で購入できます。
ネットでは、ポール・スミザー氏の事務所ホームページからも買えますよ。
こちらは直筆サインとイラスト入り。

2020.12.02

湿地も冬支度

11月13日、27日。
二日かけてトレイルランの家へ、庭の冬支度をしに伺いました。
年内最後の手入れです。
今年は植生調査のみで手をつけてこなかったこの湿地スペースですが
来年はもう少し整えていくために
まずは今後あまり増えてもらいたくないススキとハンノキを、
できる限り根から抜きました。
この湿地には希少な植物がたくさんありますが、
その中にはハンノキの幼木もたくさんあり
それらが大きくなれば、湿地は暗くなり植生が変わってくると考えられるためです。

その後、良さそうな幼木は残しつつ、草刈り機で刈り
とにかく集めて運んで、集めて運んで、、
軽トラックに山積みして、いったい何往復したでしょう。

最後はさっぱりとした湿地をお客様も一緒にみんなで眺めて、
来年はここに小道が欲しいねーと話しながら、それぞれの頭の中で
素敵な小道を描いたのでした。

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