2026.02.06

ランドシャフト(Landschaft)とは、ドイツ語でランドスケープ=景観・風景という意味を持つ言葉です。 英語の「ランドスケープ」の語源と言われており、単なる視覚的な景色だけでなく、その土地の自然、人々の営み、文化、歴史的なまとまりを含む「環境」を指しています。
写真は「じいぞぶがるてん」の風景。自宅とコテージ1.2の3棟がこの土地に建っています。
※ 「Villa Classi Karu」
オーナーが幼少期に実家のペンションで体験したことなどが原風景になっており、軽井沢の広葉樹の森に出会い、実現したプロジェクトです。
2026.01.20
昨年の造園工事について、1件ずつご紹介しています。
こちらはT様邸、PDOの建築ではなく、お庭のみのご依頼です。
2024年9月に駐車場の整備や石積み工事からスタート。
2025年4月から植木、芝の植栽、6月の草花の植栽まで
冬を挟んで、引き渡しまで約10カ月間いただいた工事でした。
2024年9月の着工時。
法面の石積みと駐車場の整備。
2025年4月に植木植栽。
芝張り後、2025年6月に草花の植栽。
2025年7月末の様子です。
元の景色が思い出せないくらい、広い敷地が心地の良い庭になりました。
たくさん植えた苗木や山野草は、これから年々大きくなりますので
庭の様子は今後も大きく変わっていきます。
果樹も植え、今年はまた果樹が追加になりそうな予感。
たくさんの人が集い、果実を楽しむ風景が、オーナーやそのご友人の夢です。
2026.01.09
昨年6月に着工した三隻の舟Ⅰの庭です。
建築工事により、ほとんどの表土が失われ
乾くとスコップも入らないほど固くなる粘土と石だらけになっていました。


施主様の意向から、周りの環境にも生える植物をつかって
風景に溶け込む植栽をすることになりました。
もとは所々にクリンソウの生える湿地でした。
着工前から何度か足を運んでいたため
クリンソウの種は採り、冬のうちに事務所の種まきトレーに蒔いていました。
春先には隣の「三隻の船Ⅱ」の敷地から、まだ小さな芽だったクリンソウを探し出し
基礎工事前にポットへ避難もしてありました。
あとはそれらをまた植えられる環境をつくること。
簡単なことではありませんが、施主様の理解と
細川庭店さんの協力があって、時間をかけて進めています。
2025年6月18日から着工。枕木の階段づくり、水の流れを創った後、植木の植栽。
敷地全体に植えたクマザサ3000ポットは、スコップは使えないため
バールを使って一つ一つ丁寧に植えました。

そしてその間に敷いたバーク堆肥120袋。
その頃にはポットに避難をしていたクリンソウも花を咲かせるくらい大きくなっていたため
整えてもらった小川沿いに植えました。
9月、種まきからポット苗にしてある小さなクリンソウの苗を3分の1ほど植えました。
一緒に作っているヒヨドリバナやチョウジソウ、オトコエシ、シラヤマギク
ノハナショウブなどの小さな苗も植えました。

そして10月末、PDOの庭で採ったたくさんの山野草の種を、法面緑化用の基材と混ぜて蒔きました。

秋、植えた笹とバーク堆肥のおかげで、敷地に落ち葉が留まり、草が生え始めていました。
学びの多い現場です。
2025.12.25
2025年12月20日にMOSSY ROCKへ
平井さんと庭の手入れに伺いました。
既存の木に、以前より枯れ枝が目立つものもあったため
木の剪定と共に、切った枝をカントリーヘッジにするご提案をして
ようやくお伺いすることができました。

笹を刈るだけで維持してきたアプローチですが
庭への入口にカントリーヘッジが入っただけで
絵画のような景色が生まれました。

まだ剪定したい木はあるので、今後手入れを続ける中で
少しずつカントリーヘッジを延ばしていきたいと思っています。
カントリーヘッジについて
庭で剪定した枝を庭の中で再利用する方法の一つです。
枝を積み上げたカントリーヘッジは、多くの生き物の暮らしの場にもなります。
庭に落ちてくる枯れ枝も、拾ってはここへ足すことで、お庭もスッキリ楽に片付きます。
支えに入れている杭も間の枝も、やがて朽ちていきますが
傷んだらご自分でも簡単に直せるのも嬉しい点です。
2025.12.13

「等高線上のアリア」の来春からの造園計画を打ち合わせしています。
建築工事で土が剥き出しになった法面がいくつか生まれていて、大雨の時には土が流れます。
車路に侵入して、建主夫妻も気になられていたようでした。
法面には生分解性のあるヤシ繊維の植生ネットを利用すると、表土が流れるのを多少防いでくれて植物の根付きが良くなります。
エリア分けをして、低木と宿根草の植え込みエリア、コクマザサでの土壌保護エリアなどを計画しています。デッキの南側には紅葉するモミジやシャクナゲを植栽して、来荘がより楽しみになる庭づくりを目指します。