2021.03.30

庭しごと始まる~楽しい水辺づくり

3月28日から、番台のある家で、水路の造作工事が始まりました。


基礎工事の際に湧き出る水を逃がすため、深くまっすぐに掘られたところを
蛇行する流れに変えて、敷地内から出てきた石を利用していきます。


水が流れる場所と溜まる場所をつくり、水の流れに変化をあたえて
向こう岸に渡れる石もところどころに据え
人にも、植物や虫たちにも嬉しい楽しい水辺をつくります。

2021.01.19

ポケットに一冊

寒い日が続いています。
こんな季節は、ガーデンの本を時折開いては、美しい草花を眺めながら
春になったら何を植えようと夢を膨らませるのが幸せですね。

昨年、そんなちょっとした時間に本当にぴったりの、こんなのが欲しかったの!な
ポール・スミザー氏の新刊が出ましたので、ご紹介します。
このポケットサイズがなんとも心憎い。
お庭大好きな方はもちろん、これから始める方も、ふと息抜きに眺める本が欲しい方にも
いろんな方に寄り添ってくれる一冊だと思います。

こちらの本は現在、清里のレストランROCK、エッセンガルテンのほか
長坂のきららシティの清文堂さん、富士見町の今井書店さん、
バックハウスインノさん(長坂のパン屋さん)で購入できます。
ネットでは、ポール・スミザー氏の事務所ホームページからも買えますよ。
こちらは直筆サインとイラスト入り。

2020.12.02

湿地も冬支度

11月13日、27日。
二日かけてトレイルランの家へ、庭の冬支度をしに伺いました。
年内最後の手入れです。
今年は植生調査のみで手をつけてこなかったこの湿地スペースですが
来年はもう少し整えていくために
まずは今後あまり増えてもらいたくないススキとハンノキを、
できる限り根から抜きました。
この湿地には希少な植物がたくさんありますが、
その中にはハンノキの幼木もたくさんあり
それらが大きくなれば、湿地は暗くなり植生が変わってくると考えられるためです。

その後、良さそうな幼木は残しつつ、草刈り機で刈り
とにかく集めて運んで、集めて運んで、、
軽トラックに山積みして、いったい何往復したでしょう。

最後はさっぱりとした湿地をお客様も一緒にみんなで眺めて、
来年はここに小道が欲しいねーと話しながら、それぞれの頭の中で
素敵な小道を描いたのでした。

2020.12.01

学校に蝶を呼ぶために

10月2日。
いつものトレイルランの家での手入れの日に合わせて
近くの小学校のお友達が、学校に蝶を呼び育てるために
植物を掘りに来てくれました。
8月のゲンゴロウさんとの植生調査の日に来てくれたお友達が
先生と、用務員さんと、学校のお友達も連れてきてくれたのです。

事前に調べてあったレンゲツツジや、コクサギ、ヒヨドリバナなどを掘り上げて
用務員さんが乗ってきてくれた軽トラックに載せて

大きなレンゲツツジが赤いソリに乗っています^^

小学校へ移動し、みんなで一緒に植えました。

事前に用務員さんが穴をいくつか掘ってくれてあったものの
子供達には仕上がりのイメージがあって!
これはここ、これはこっち、形のいいものは見えるところに・・と
すいすいと場所が決まっていきます。
ヒヨドリバナ花壇もまあるい立ち上がり花壇にするなど
自由な発想に、私たちは本当にびっくり。
心豊かで楽しいお手伝いになりました。
来年の春が楽しみです。

2020.11.20

森づくり7年 ー風景をつくる仕事ー


うずまきスタジオの完成後、何組かの住まい手の方々にも参加いただいて苗木の植樹を行いました。地域で採取したドングリやタネで地元のNPOがポット苗をつくり、植樹した数は1,000ポット以上にのぼります。



宮脇昭先生の混植密植の手法に習い1㎡に3~4本の様々な広葉樹を植えています。光を求める性質を利用し互いに競わせて成長を早める手法です。現在7年目に入ったところですが成長の早い桜や白樺はすでに樹高5~6メートルに達しスタジオまでの小道はグリーンベルトに沿った形になっています。



完成形を求めがちですがランドスケープデザインは時間のデザインとも言えます。勿論最初にしっかりと骨格となるデザインを描くことは重要です。



スピードを落としてみると反比例して記憶量が増えていき、四季の変化や年ごとの違いがたくさん感じられます。自然からの情報は暮らしを豊かにしてくれます。

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