2021.06.14

ダイアローグ ー野草談義ー



依頼を受けて敷地の植生調査をしました。ご夫妻に現地にお越しいただき、大地に腰を下ろし愛さんからのレクチャー。

共に見る力を高めること。
何が見えるか、見ているかでその先の道筋は変わっていきます。

建築が生まれる土壌を感じていくプロセスを大事にしたい。基本構想が見えてきました。

細田@PDO

2020.11.20

森づくり7年 ー風景をつくる仕事ー


うずまきスタジオの完成後、何組かの住まい手の方々にも参加いただいて苗木の植樹を行いました。地域で採取したドングリやタネで地元のNPOがポット苗をつくり、植樹した数は1,000ポット以上にのぼります。



宮脇昭先生の混植密植の手法に習い1㎡に3~4本の様々な広葉樹を植えています。光を求める性質を利用し互いに競わせて成長を早める手法です。現在7年目に入ったところですが成長の早い桜や白樺はすでに樹高5~6メートルに達しスタジオまでの小道はグリーンベルトに沿った形になっています。



完成形を求めがちですがランドスケープデザインは時間のデザインとも言えます。勿論最初にしっかりと骨格となるデザインを描くことは重要です。



スピードを落としてみると反比例して記憶量が増えていき、四季の変化や年ごとの違いがたくさん感じられます。自然からの情報は暮らしを豊かにしてくれます。

2020.08.03

樹木の畑巡り


お引渡しから1ヶ月半がたつクランク・ロビンの家。何度かのご滞在で意識もだいぶ庭や周りの環境に向かいはじめています。敷地内の野草を移植したり購入された植物を植えたりとすでに庭づくりを楽しまれているご様子。

建築時の伐採で寂しくなってしまった建物まわりにどんな樹木を植えたらいいのか、以前よりご相談いただいておりましたが本日は細川さんの畑に樹木を見にいきました。


枝振りや樹高、葉っぱの形などでハウチワカエデの株立ちやサンゴミズキなど候補をいくつか決めてきました。その後現地で植える場所を打ち合わせ、室内から見ていただきながら樹高などの確認。
実際の植え込みは来春。ご提案を踏まえて金額や灌木の種類などを詰めていきます。

2020.05.06

笹移植大作戦 ー野草と笹の森へー



完成して1年半となるSpiritual Retreat
四季を通して過ごす中で見えてくるものがあります。ご夫妻の意識もインテリアからエクステリアのデザインへと広がっています。



さりげなく環境の中に佇む家。建築で荒れた敷地の修復が行われています。斜面に広がっている笹を剥がし、土がむき出しになった斜面へ移植です。合わせて野草の切り戻し作業。
ランドスケープデザイナー愛さんとガーデナー平井さんのチームで1日作業です。

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