2023.10.07

庭の改修仕事

 

夏に家の完成と同時に造園工事をされた方からご相談をいただきました。
お話を聞きにご自宅へお邪魔すると、とても整った庭ができあがっていました。
オーナーいわく、「イメージと違った。もっと自然な感じの庭にしたかった」と。




ナチュラルガーデン等のキーワードでネット検索をされて、たまたまPDOを見つけて
くださったのです。「自然な感じ」それをどう解釈するかは、なかなか難しいことです。
会話をしていて気づいたのは、あまりにきっちりし過ぎていて、しっくりこないということでした。 自然は曖昧で、揺らぎがあったりします。

依頼の内容は大きく3つ。
・アプローチの両側のエリアの植栽/樹木と家がセットになって見える
・車路の仕上げの改修/砕石敷き部分をもう少し柔らかく
・芝生のエッジを柔らかく





手入れも含めて3年ほどかけて庭の骨格をつくっていきます。
まずはアプローチ両側の土入れと樹木の植栽、車路へ化粧として川上村の茶色っぽい砕石の敷き詰め。芝生のエッジにはグラス類を入れることになりました。



建築以上に庭づくりの難しさを感じています。
その土地の土壌と植物という自然を相手にした仕事だからでしょうか。
パッシヴデザインは建築だけでなく、庭づくりのコンセプトでもあります。