2020.11.20

森づくり7年 ー風景をつくる仕事ー


うずまきスタジオの完成後、何組かの住まい手の方々にも参加いただいて苗木の植樹を行いました。地域で採取したドングリやタネで地元のNPOがポット苗をつくり、植樹した数は1,000ポット以上にのぼります。



宮脇昭先生の混植密植の手法に習い1㎡に3~4本の様々な広葉樹を植えています。光を求める性質を利用し互いに競わせて成長を早める手法です。現在7年目に入ったところですが成長の早い桜や白樺はすでに樹高5~6メートルに達しスタジオまでの小道はグリーンベルトに沿った形になっています。



完成形を求めがちですがランドスケープデザインは時間のデザインとも言えます。勿論最初にしっかりと骨格となるデザインを描くことは重要です。



スピードを落としてみると反比例して記憶量が増えていき、四季の変化や年ごとの違いがたくさん感じられます。自然からの情報は暮らしを豊かにしてくれます。