PDO建築事務所
大都会の、その中でもひときわ利便性の高い、オーナーのお宅を初めて訪ねたとき思ったことです。 山の匂いをいっぱい携えて訪れた私たちを、小さな子供たちは、始めは怪訝そうでも、良い何かをもたらしてくれる、という予感からか、終わりにははじけ飛ぶようににぎやかでした。
設計の意図は決まりました。 そんな子供たちが、はだしの足の裏を泥だらけにしてリビングから庭へ駈け出して行けるような、地面と生活が混然一体化した森の家をつくる、ということです。