20.12.29
外観模型―環境を包み込む翼―
この家は北の接道です。
バックシャンでなければいけません。
できるだけヒューマンスケールでつつましやかに見えるとよいでしょう。
南から観るとまるで森環境を包み込むように両翼を広げます。
鳥が気持ちよさそうに胸を張るように、
2階のボリュームが座ります。
中村@PDO
設計:中村大補+清水信吾
20.12.29
この家は北の接道です。
バックシャンでなければいけません。
できるだけヒューマンスケールでつつましやかに見えるとよいでしょう。
南から観るとまるで森環境を包み込むように両翼を広げます。
鳥が気持ちよさそうに胸を張るように、
2階のボリュームが座ります。
中村@PDO
20.12.28
折れ曲がった平面型、空間の形は図だけでは到底イメージできないでしょう。
空間の連続性と変化、それぞれの窓から見える森、道路・・・。
把握するために描くインテリアパースは、
新たなる要望を引き出すとともに、
オーナーと設計者のイメージ共有にために、
どうしても必要なツールです。
キッチン北側の窓は横長に、そして吊戸棚を設けたい・・・、
などなど要望が出ました。
照明計画や職人とのイメージ共有にも活用します。
中村@PDO
20.10.25
プレゼン1は成功だったと思います。
敷地特性を活かした提案は評価いただきました。
ただ・・・キッチンから奥行き深い森を正面に観たい、どうしても!
そして、「私の部屋は無いの?」という娘さんの痛烈なお言葉。
・・・・・だとするとプレゼン案1は没ですね(涙)
でもまかせなさい、なんだって対応するのがPDO流。
無い髪をかきむしりながら、どうやら再案は固まりました。
中村@PDO
20.10.21
光る苔に覆われた岩を動かさないことを前提に、
建築を発想しました。
岩と岩の間をすり抜けて車がカーポートに。
森環境豊かな敷地の視線の先に隣家が見えないように、
もっとも視線が深くなる対角線を活かした配置と平面形状。
水平線を強調した外観デザインは、
美しくうねる地面と対比され、
美しく、環境と一体化することでしょう。
中村@PDO
20.09.29
八ヶ岳西麓のこけもも平は原始的魅力あふれる別荘地です。標高は1300mもありますからもう高山地帯といえます。現代の高断熱仕様なくしては四季を通じて暮らす家は成立しないでしょう。
かつて別荘といえば「夏の家」避暑が目的でした。この家のオーナーようにむしろ冬こそ!ということとなれば、PDOの得意とするところです。
「もこもこに苔むした岩」が点在しています。
とても意味ありげに、そこにあることが必然のように。おそらく何百年、もしかしたら何千年かけて、
もこもこ化した苔岩。経験的にこれは動かしてはいけません。移動したとたん宿した気が抜けてしまいます。
ちょうどナマコが地に伏せたような形の岩が三つ。この間を車、人が通り抜けすることを誘っています。これを建築の発想の原点とすることに決めました。
中村@PDO