25.06.16
地盤調査
敷地には何本ものクルミの木が自生しています。
クルミは水分を好む特徴があるため、
地面の下で伏流水が流れている可能性があります。
地盤調査で水位が確認されることもあり、設計への配慮が必要です。
地盤調査には自動貫入装置を使います。
液晶画面でリアルタイムに動作状況を確認しながら正確に作業を進めていきます。
調査結果が出たところで基礎の設計に反映させます。
橋爪@PDO
25.06.16
敷地には何本ものクルミの木が自生しています。
クルミは水分を好む特徴があるため、
地面の下で伏流水が流れている可能性があります。
地盤調査で水位が確認されることもあり、設計への配慮が必要です。
地盤調査には自動貫入装置を使います。
液晶画面でリアルタイムに動作状況を確認しながら正確に作業を進めていきます。
調査結果が出たところで基礎の設計に反映させます。
橋爪@PDO
25.06.04
敷地条件によって建築の形は大きく変わります。
地形や方位、植生などもオーナーの求める要件と同様に大切な個性と考えているからです。
切土や盛土で造成すれば建築は簡単です。
しかしそれでは長い時間を費やして作られた自然環境を消してしまうことになります。
そんなことはオーナーも望んでいないでしょう。
ただでさえ建築は木を伐採し、土を掘り起こして環境を変えてしまう行為です。
建築する上でやむを得ないことですがその範囲を限定することは出来ます。
地形に沿って設計することも1つの配慮と言えます。
天井高3mのゴルフ練習場を半地下空間に設けました。
外観からは大きな空間が内包されているとは思えない、自然な佇まいです。
オーナーの暮らしを地形に沿わせるとスキップフロアが合理的です。
床高も天井高もメリハリのある豊かな空間構成です。
橋爪@PDO
25.02.06
オーナーから「ケヤキの一枚板をダイニングテーブルに使いたい」とご要望をいただきました。
以前購入してご自宅に保管しているものです。
時を経た味わいと美しい杢目が空間を演出してくれることでしょう。
お話を伺いながら中村がスケッチを起こしました。
キッチンと横並びにして造作家具に組み込むアイディアです。
ハイカウンターとダイニングテーブルを立体交差させることで一体感も増しています。
南北に視線が抜け、どの場所からも四季折々の景色が楽しめます。
メイン空間の見せ場がまた1つ増えました。
橋爪@PDO
25.01.21
建築はオーナーの要望と敷地の特性が融合して形作られていきます。
そのためどの建物もオーナーらしく、環境に馴染んだものになります。
高低測量の結果、敷地全体で6m程の落差がありました。
自然地形を活かしオーナーの暮らしを落とし込むことで、
この場でしか成立しない造形が見えてきます。
半地下のゴルフ練習場を違和感なく設けるためスキップフロアの提案です。
まずはスケッチ段階でご覧いただき、方向性を確認します。
消しゴムの跡から設計者の苦悩や体温までも伝わるようですが、
こういったプロセスも合わせてお見せするようにしています。
ご夫婦で検討いただき、改めて要望をいただきます。
橋爪@PDO
24.12.11
オーナーは夫婦でゴルフを楽しんでいます。
冬の軽井沢はクローズ期間になるためゴルフシミュレーターを設置希望です。
設備の導入には天井高2.8m×奥行5m程のスペースが必要ですが、
敷地の傾斜を利用した半地下空間を設けるのが合理的です。
ゴルフバックの出し入れを考えると駐車スペースに隣接させるのが望ましい一方で、
エントランスに車が横付けできることも必須条件になります。
場所が離れ高低差もある2つのポイントを車路で繋ぐ検討をしました。
いくつものアイディアが生まれては消え、1つの結論へと導かれます。
地形の特徴も捉えやすいため検討のプロセスからご覧いただきました。
現時点での着地点を確認しつつ、計画の概要を共有します。
橋爪@PDO
24.11.06
東京から軽井沢へ移住の計画です。
オーナーは冬の寒さを心配され、PDOの建築実績でもあるコテージ「じいそぶがるてん(施設名はVilla Classi Karu)」に宿泊されました。
そこで真冬の5日間を快適に過ごすことができ、不安も解消されたようです。
敷地には立派なナラガシワが自生しています。
カシワの木は新しい芽が育つまで古い葉が落ちないことから子孫繁栄など縁起の良い木と言われています。
カシワの木に見守られ、木立に佇む住まいになりそうです。
橋爪@PDO