三隻の舟Ⅰ

三隻の舟Ⅰ

設計:中村大補

23.12.01

サイトプランイメージ —水を分けて進む船—

この3敷地はとてもみずみずしい植生に恵まれていますが、
共通して表流水、伏流水にさらされています。

ここに建てられるべき建築はこの水に対抗するのではなく、
受け流すことを考えます。
まさに波を乗り越えて進む船のようでなければいけません。

W;ワーケーション棟・・・
建て主の社員が自然の中で仕事する家

R;レジデンス棟・・・
先代から受け継がれた山荘のイメージを大切にした家

G;ゲストハウス棟・・・仕事系、友人系を招く家

まずはワーケーション棟の計画、
工事を先行することになりました。

中村@PDO

23.11.25

既存調査—二つの流水—


スキー場からも近い雪の多いエリアです。
地面はかなり湿潤です。

3区画まとめての計画です。
既存の家屋はすべて取り壊すことになります。
調査をしました。

秋で多雨期でもないのにこのエリア全体に幾筋もの
表流水があります。
ところどころから湧水もしています。
伏流水も多い証拠です。
その水が家に向かって流れてきているようです。

既存家屋はどれもその流水を
受け止めるように建っていますので、
家の裏手はひどく湿気で傷んでいます。

新しく建築するにあたり、
快適で耐久性のある家にするために工夫します。

中村@PDO

23.11.20

三隻の舟Ⅰ



東急リゾートは蓼科の奥座敷ともいえる美しいエリアです。

古くからここで別荘として楽しんできた今のオーナーは、このレトロ感、不便感に大変満足されているようです。
ただ、かなり老朽化しているようです。

また、南隣家、東隣家が売りに出されました。そこでそれを買い取り、オーナーの家を中心にして、社員のワーケーションのため、ゲスト接待のための3棟を建て替えしようと計画しました。

それぞれに違う機能をもつ3棟は独立をしながらも関わりあう、そんなイメージをもってご相談に来られました。

中村@PDO