女の神山の家

女の神山の家

設計:中村大補

24.04.27

現場巡回



現場は床暖房の蓄熱層のモルタル打設が完了し、木工事を進めています。



外部は外壁の杉板張りと塗装が終わり、これから押縁を取りつけるところです。
細田@PDO

24.02.10

ガルバリウム鋼板横葺き



現場はサッシが入り、順調に内部の木工事を進めています。天候を見ながらガルバリウム鋼板の屋根葺きもはじめています。
細田@PDO

24.01.18

現場で考える



上棟した現場にご夫妻にお越しいただきました。
年が明けて穏やかな日が続いていましたが、前日の寒波で現場周辺は白銀の世界。標高1,600メートルを超える現場は真冬日でした。

サッシも入り、空間が感じられる室内をゆっくりご覧いただいた後、板壁やジョリパットの色決めを行いました。多くの候補色の中から「これはない!」というものを外していき、3色ほどに絞り、板壁とジョリパットの色の相性を考えて決定です。

ご夫妻の意見もあい、無事に現場での打ち合わせは終了。その後スタジオに移動してじっくりと上棟時打ち合わせを行いました。

細田@PDO

23.12.26

祝・上棟!



現場ではすでに雪がちらつくこともありますが、先週無事に上棟しました。おめでとうございます。
年内は屋根をまとめ、しっかり養生をして年越しです。

細田@PDO

23.12.02

基礎工事 ー型枠ばれるー



標高1,600メートルを超える現場周辺はすでに氷点下になることも多く、時々雪が舞っています。
先週、立ち上がりのコンクリートを打設して、型枠がばらされました。
来週には内部の防湿コンクリートを打設する予定です。雪が積もらないことを祈りつつ、作業を続けています。

細田@PDO

23.11.04

配筋検査



鉄筋組みが完了した現場で社内の配筋検査を行いました。この後、住宅保証機構の検査を受け、是正指摘事項はなし。



天候が安定しているうちにベースコンクリートの打設へと基礎工事を進めていきます。

細田@PDO

23.10.15

床鎮めの儀


地縄張りをした敷地にご夫妻にお越しいただき、建物配置と伐採樹の確認をしていただきました。


その後、お神酒・洗い米・塩で工事の安全を祈願しながら建物の隅を一緒にお清めしました。いよいよ工事が始まります。

細田@PDO

23.08.28

プレゼンテーション ―舞台的演出—

多くの敷地でデザインしてきました。
ひとりとして同じ人はいないのと同じで敷地にはとても個性があります。

はじめて敷地を視察して感じること、これをとても大切にします。
最後までそれを忘れてはいけません。

ここを最初に訪れたのはまだ根雪に覆われていた時です。
北の蓼科山(女の神山)の存在は大きかったです。
ここにあるべき家をイメージして歩きます。
東京からやってきて、車を停め、玄関扉を開けて、
見通しに女神山、そして長い廊下を歩いて、
見下ろすときれいに抜ける平らな森・・・・・。

その印象、イメージをそのまま建築化します。
中村@PDO

23.06.01

女の神山の家


八ヶ岳連峰の最北端、蓼科山は溶岩ドームです。
形成は今から1300年ほど前と言われてますので、まだ新しい火山活動によるものです。

蓼科山のその優しい山容から女の神山とも呼ばれ、男たる浅間山と対照されることもあります。

計画地は北八ヶ岳の西斜面、蓼科高原の中でも過酷な冬となる、標高1600m近くにあります。
女の神山を北方向に臨みます。

私がここを始めて訪れたのは真冬のさなか、根雪に覆われていました。
眺望はありませんが、うねる地面の先に拡がる明るい原に視線の抜ける、魅力的な敷地だと思いました。


中村@PDO