105度の家

105度の家

設計:中村大補

23.05.01

基礎工事 ーこだわりの105度ー



基礎工事がはじまっています。敷地傾斜に沿わせた断面計画で曲がりの角度はこだわりの105度。
またしても難易度の高い基礎工事となっています。
知恵と技術の積み重ねが暮らしの中の感動をつくり出してくれるのです。

細田@PDO

23.04.06

インテリアパース ー高すぎない天井高さ―



LDKの空間の構成、ボリュームは慎重な検討を要します。
キッチン天井は水平で吹き抜けていては都合が悪いです。
ダイニングやリビングは開放的に天井が高いのは良いですが、
快適と感じる高さは平面形状や広さと
密接にかかわります。



断面図を入念に検討しインテリアパースでチェックします。

中村@PDO

23.04.01

外観模型



道路から敷地への進入は下がらないほうがベターです。
なので、カーポート~エントランス~LDKは
1階とすれば、寝室や水回りは地階に配す
断面計画となりました。

敷地傾斜に逆らわないことが大切です。

中村@PDO

23.03.27

角度 ー105度―



オーナーは山岳眺望にこだわりました。
特にこの敷地から見える南アルプスを
開口部から正面に臨みたい。
道路や隣地境界線、分譲地規約のセットバック、隣家の位置、
多くの要素との関係を良くし、
なおかつ南アルプスを正面視する・・・・・・・。

作図の合理性と木材加工の合理性から
通常への字は135度か120度とすることが多と言えます。



でもここでの解は105度!
はじめての挑戦です。
中村@PDO

22.09.02

プレゼンテーション ―親切設計がモットー


敷地の特性を活かし、住まい手の分身のような家・・・・。

家は必ず美しくなければいけません。


だから結果的に職人には困難な設計内容になりがちです。

これでも、住まい手にも職人にも親切な設計を

モットーとしております。


この家はPDO得意のへの字です。

目の前の大絶景をわがものに囲い込み、

なおかつ、

接して建っている両隣の家を生活視界から

一切排除する、

そして家に押し寄せてくる雨水や北風をいなす。


この3点を解決するにはこれしか方法がない、

そう思ったからです。

中村PDO

22.08.24

105度の家


裾野の広さからして八ヶ岳は富士山をおおきく上回る一つの大きな山塊だったと言われています。

約30万年前に始まった大規模な火山活動で山体崩壊をくりかえし、今の姿になったようです。

この敷地からは、雄大な八ヶ岳裾野、それを被う樹海、フォッサマグナと呼ばれる地溝帯を見おるし、八ヶ岳主峰群から南アルプスを見渡せる絶景地です。

敷地を最初に訪れたのは4月、早春のころでした。

中村@PDO