ふうろの家

ふうろの家

設計:中村大補

22.01.08

プレゼンテーション ―百折不撓―

この敷地は風の通り道ではありますが、
何といっても富士山から南アルプスが臨める絶景地です。

最近、オーナーとプランの合意に至りつつあります。
ここまでたどり着くのにずいぶん時間がかかってしまいました。

どうして?
まず、敷地形状と地盤面の変則傾斜です。
水路に面して一部は埋めたてて水平にならしたところと、
農地に不適な巨石が埋まっている急傾斜面。
家は地盤強度が安定した傾斜面に立てなければなりません。

接している道路は交通量が多いです。

小さなお子さんを含む家族は永住で、
服飾工房を併せ持ちます。

「百折不撓」とは・・・・・。
百度心が折れてもくじけない強い心を持ちましょう、
という韮崎高校の校歌にも謳われているありがたい精神。

苦難の末、やっとたどり着いた
オーナーもわたしも腑に落ちたプランなのでした。

中村@PDO

21.12.27

ふうろの家


八ヶ岳南麓の小荒間には南北筋の水路があり、古くからその周辺は農地として整備されて来たようです。
さらに古くはクルミやニレなど水生樹木におおわれていたのだと思います。

この南北筋は冬風の通り道ともなっています。
ここでの建築は、その風に対峙するような形態でなく、受け流すようにすると良いでしょう。

現代の進んだ建築工法はそうした地域なりの建築対処をおろそかに考えがちです。
人の、技術の驕りかもしれません。

風路の家です。

中村PDO