12Walls

12Walls

設計:橋爪賢一+中村大補

22.02.17

外観模型 ―12の壁―



目視で平らに感じる土地を測ってみると想像以上に傾斜していることがあります。
自然地形において水平ということはまずありません。
高低測量で土地の傾斜を確認し、外観模型に反映しました。

道路から見て顔となるのは建物の西側です。
リズミカルに並んだ壁が外観の主役になります。
素材は石などの力強いものにすればさらに強調されるでしょう。
人や車の動線に沿っているのでカーポートやエントランスへ導いてくれる効果もあります。

室内はどんな空間が待っているだろうといった期待感も高まります。

橋爪@PDO

21.11.18

プレゼンテーション ―明るいLDK―


北斜面の敷地は地形的に日当たりの確保が難しく、設計の難易度が高くなります。
オーナーはもちろん明るいLDKを希望されていますし、ウッドデッキや庭となるスペースも確保したいところです。

解体前の建物は北側にLDKがありましたが、提案は南側のLDKです。
切土により平坦地を作ることでウッドデッキや日当たりの良い庭も確保できます。
寝室やゲストルーム、キッチンは朝日が入るよう東側に設けました。

方位に対して素直なプランとなりました。

橋爪@PDO

21.10.26

12Walls


10月20日、浅間山で初冠雪が見られました。
気温が下がり始めこれから秋本番と思っていましたが、冬ももうすぐ近くまでやってきている様です。

このプロジェクトは遡ること2年前。
2019年秋にスタートしました。

軽井沢で古家付きの土地を購入され、何度か過ごしてみたものの、ご家族の人数と建物規模が合わず、また冬は寒くて使えないなどの理由で建て替えを検討されていました。

敷地は北側に傾斜しているため採光や視線の確保など工夫が必要です。
既存の建物は北側にLDKがあるため、室内にあまり光が入りません。

大きなところから考え直す必要がありそうです。

橋爪@PDO