発地BASE

発地BASE

設計:橋爪賢一

22.07.21

祝・上棟!



軽井沢は町全体が保養地のため夏の工事自粛が求められます。
そのためこの時期の建築業界は年末の様な忙しさです。

梅雨明け後の不安定な天気を乗り越え、無事上棟まで進みました。
森を望むLDKが姿を現し、緩勾配の屋根がかかります。
おおらかでありながらダイナミックさも兼ね備えた建物です。

橋爪@PDO

22.07.05

ショールーム見学 ―素材との出会い―



現場は基礎工事終盤まで進み、軽井沢の工事自粛期間前に上棟を迎える予定です。
上棟のタイミングで仕上げ材料の決定や造作家具、照明計画などの最終打合せを行います。
仕上げ材料は床、壁、天井と多くの選択肢があるので、あらかじめ候補を絞っておくと良いです。

実物が見られるものはショールームに行くとさらにイメージが膨らみます。
雑誌や施工実績の写真を参考にしたり、好きな色や柄も取り入れながら、
ざっくりとしたイメージの中から選んでいきます。

橋爪@PDO

22.06.10

基礎配筋 ―ようやくここまで来た―



通常は工事着手後2週間程度で鉄筋を組み始めますが、
今回は地盤改良と暗渠工事、途中連休も挟んだので約1ヶ月半後の鉄筋組みとなりました。

工事前はぬかるみで足を踏み入れることも難しかった敷地でしたが、
今では水の心配もなくなり快適な状態で作業を進めています。

橋爪@PDO

22.05.24

滞りなく流す ―ガラ砕石―


駐車スペースの掘削工事を行っています。
ここは敷地の一番低いエリアでもあるため水が常に溜まっている状態です。
このまま砕石を敷いてもすぐに沈んでしまい、再び水たまりが出来てしまいます。

そこでガラと呼ばれる大粒の砕石を30cm程度の厚さで敷き詰めました。
粒の大きさが揃っているので地面が締め固まらず、水を滞りなく流すことができます。
この上に20cm厚で砂利を敷いて整え、化粧に浅間ビリを敷いて完成です。


ガラの上に重機や大型車が乗っても全く沈まず安心感があります。
今後は車がスタックすることもないでしょう。

橋爪@PDO

22.05.13

杭工事完了 ―強固な地盤へ―


ゴールデンウィークを挟み、118本のコンクリート杭を打ち終わりました。
現場で生成するため1日に打てる杭は20本程度。
時間かけて地盤を固めていきました。
表面の水たまりは表層改良の効果が出ている証拠です。
雨水が地面に浸み込みにくくなっています。
暗渠工事を施し砕石層に浸透させていきます。

ここからはいよいよ建物本体の工事です。
基礎屋さんも鉄筋の加工を進め、現場に入る準備が整っています。

天候を見ながら進めていきます。

橋爪@PDO

22.04.27

地盤改良工事 ―コンクリート杭―


整地が終わり杭工事に移りたいところですが、
地盤が弱いため重機が自らの重さでスタックしてしまいます。
そこで地表50cm程にコンクリートを混ぜて表層改良を行いました。
見た目には分かりませんが、歩いてみると違いは一目瞭然です。
重機を支える程度に地盤を固め、杭工事を行います。

PDOでは通常、砕石を締め固めた杭(砕石パイル)を採用しますが、
地盤調査の結果NG判定が出てしまいました。
より強固なコンクリート杭となります。



現場にセメントを搬入し、コンクリートを作りながら地中に長さ6mの杭を生成します。
その数何と118本。
連休を挟み1週間程かけて作業を行います。

橋爪@PDO

22.04.16

工事着手 ―伏流水を読む―



長かった冬が終わり、少しずつ木々が芽吹いてきました。
工事を始めるのにちょうど良い時期です。

現場は地盤改良工事のための整地作業を進めています。
水が多いエリアなので水位測量の結果を参考に予測を立てながらの掘削です。

幸い建物の下で水が湧き出ることはありませんでした。
それでも自然が相手なので何が起こるか分かりません。
経験豊富な基礎屋の知恵も借り、出来る限りの対策を施します。

橋爪@PDO

22.04.01

床鎮めの儀 ー大安の佳き日にー



いよいよはじまります。
ご家族にご参加いただき、先日熊野皇大神社で地鎮祭を執り行いました。感慨深い1日でした。

実は10年越しのプロジェクト。ご家族がまだ軽井沢移住を決断する前から動き始めていたように思います。数年前には八ヶ岳のスタジオにもご家族でお越しいただき、ご主人が熱く語られていたのを思いだします。
有言実行、ご家族の暮らしのベースとなる拠点づくりが本格的にはじまります。

細田@PDO

22.01.28

地盤調査 ―理解を深める―


「こんな寒い日に作業してはいけませんね(笑)」
敷地に行くといつもの関西弁で調査員の澤田さんが迎えてくれました。

かつて地盤調査は人力で行っていましたが今は全て機械制御です。
時々ロッドがストンと下がったり、地中の石に当たってガタガタ揺れたりと、
澤田さんの解説を聞きながら地面の中の様子を想像します。

部分的に地盤の弱い箇所が存在します。いわゆる自沈層です。
しっかりと補強した上で基礎を築かなければいけません。
調査結果を分析して設計に反映します。

橋爪@PDO

22.01.13

インテリアパース ―平面から立体へ―


間取りが決まり、外観模型も確認いただきました。
次はインテリア空間の検討です。

パースを起こして実際の目線の高さで室内を見てみます。
外の景色は現地の写真をはめ込むとリアリティが増します。

間取り図では分からなかった天井の高さや形状、素材感、光の入り方など多くのことが見て取れます。
リビングは造作でベンチを作るためより空間に馴染んだものになりそうです。

話題は床の段差やベンチの寸法、素材の色味、間接照明の考え方など多岐に渡りました。

橋爪@PDO

21.12.29

暮らしを支える地盤 ―外観模型―


地盤調査を行い敷地の高低差や地下水位を確認しました。
やはり伏流水が豊富で50cm程掘れば水が湧き出てきます。
通常の基礎工事が難しい敷地です。

水対策としてまず、盛り土により地盤を高く設定します。
そうすることで地下水のないところに基礎を築くことができます。
また、暗渠排水により上流からの水を受け流します。

これらの外構計画を前提に外観模型を作成しました。
家の中も外も楽しみたいというオーナーの要望からアウトドアスペースも充実しています。
家族やゲストで賑わうシーンが至るところで想像できます。

橋爪@PDO

21.11.17

土地を読む ―水対策―




敷地は緩やかな傾斜地で借景となる森が南側に広がっています。
四季折々の変化をダイナミックに感じることができそうです。

前面道路の近く、土地の水下となる部分が常にぬかるんでいます。
上流からの伏流水によるものと思われ、水が地面に浸透しきれずに滞っている状態です。
基本設計に先立ち高低測量と地下水位の調査を行うことにしました。
暗渠排水で地中を流れる水を受け流す工事も必要でしょう。

人はもちろん、建物にとっても快適な環境を作っていきます。

橋爪@PDO

21.10.15

発地BASE


登山や探検のためのベースキャンプは、物資を集積し人々が集う施設です。
それぞれの目標達成に向けて作戦を立て、体を休める場でもあります。

住居も家族にとっては仕事や学びための拠点とも言えます。
1日の疲れを癒し、英気を養う、、、今まではそれで良かったのかもしれません。
家で過ごす時間が増えた今日、想定されるライフシーンもまた増えています。
各々の時間、家族との時間、ゲストと過ごす時間、、、
どの時間もめいいっぱい楽しみたい、オーナーの頭の中はアイディアで溢れています。

森に面した敷地は子供たちにとって最高の遊び場です。
自由な発想が自然と湧いてくるようなこのロケーションを最大限活かすべく、
オーナーとの掛け合いが始まりました。

橋爪@PDO