Barのある家

Barのある家

設計:中村大補

22.05.29

外廊下 ー環境とつながるデザインー



深い軒にカバーされた外廊下。山岳眺望が楽しめる南側のデッキにつながっています。環境との接点をどうデザインするかは重要です。



意識を意図した方向に自然と向けさせる仕掛け。景色の切り取り方やディテールによって随分と変わってくるものです。


手摺は視線の妨げにならないようアイアンでデザインされています。


暮らしはじめて建主がワクワクするような仕掛けをあちこちに仕込んでいます。

細田@PDO

22.05.05

デッキ工事 ー中空デッキにつながる外廊下ー



現場では内部の仕上げ工事と並行してデッキ工事を進めています。
LDKの西側には深い庇にカバーされた外廊下があり、南側の中空デッキに繋がっています。
山岳景観を楽しむことのできる内と外の中間領域でもあります。



細田@PDO

22.04.14

植栽工事 ー山岳風景と木々を楽しむ庭ー



建物の完成に合わせて造園植栽も希望されているため、工事の終盤で工事に入っています。選ばれた敷地は富士山や南アルプスの山岳風景が素晴らしく、それとセットでお好きな桜やスモモなどの果樹も愛でようという贅沢な庭です。



八ヶ岳南麓特有の緩やかな南勾配の土地ですが、平らなスペースも作りたいとのことで一部に緩やかな芝のステップを設けます。建物の居心地がいいのはもちろんのこと、庭にも自然と出て行きたくなるような計画です。



来月の完成に合わせて素敵な庭ができそうです。

細田@PDO

22.03.19

BARーようやくしっくりきたー

一度はオーナーにGOサインをもらったBARカウンターのデザイン。
実は私自身がどうしても気に入らなかったのです。

デザインとはいまだ存在していないものを実現のために絵にして見せること。
またそこに暮らすオーナーに成り代わってカタチを見出すこと。

大工工事もそろそろUPの今頃になって、
ようやく、本当にようやく、私がしっくりくるBARの姿が見えました。

地物の赤松の分厚い無垢板がライトボックスとなった縦格子に浮いている、
それはやはり高さが1100mmないといけません。
これで実行です。

中村@PDO

22.03.18

木工事終盤



木工事も終盤です。
並行して塗装工事など仕上げ工事を進めています。


工場では造作家具づくりを進めています。

細田@PDO

22.01.15

蓄熱層 ー貯める・放射するー



熱を蓄えられた(受けとった)物体は、伝導・対流・放射の3つの基本的な熱の移動によって、周囲との熱的な平衡を保つと考えられています。

永住や二拠点居住などのお客さまにはお勧めすることの多い蓄熱式床暖房はこの特性を利用した暖房方式と言えます。電気やガス、灯油などを熱源として温水をつくり床下に張り巡らさられた架橋ポリエチレン管を通してモルタル層に熱が蓄えられます。室内との温度差で熱の放射量が変わり、外気温が下がってくる夕方以降にはより多く放射して室内の温度を維持してくれます。

床の仕上げ素材としてフローリングよりタイルの方が暖かく感じるのはタイルの方が熱の伝導率が高いためです。例えば、家について温水の温度を上げて即効性があるのはタイルや石の素材ということです。

暖房計画についてはコストや利用形態、利用頻度などによって様々なことを検討して決めていくのがよいでしょう。

細田@PDO

22.01.07

暖房配管 ー足元から暖かくー



木工事が進む現場では蓄熱式床暖房の配管工事が行われました。
電気やガスなどの熱源で温水をつくり、モルタルを充填させる蓄熱層に熱を蓄えながら輻射熱で室内を暖房する方式です。

室温を上げ過ぎずに足元あたりが暖かいのでとても快適な暖房方式で、永住や滞在の頻度の多い二拠点居住のお客様にはおすすめすることが多いです。

細田@PDO

21.11.30

吹き付け断熱



電気配線工事を済ませ、吹き付け断熱の工事を行いました。
現場で水で発泡させて吹き付けるウレタンフォーム素材です。
自己接着力もあり木材の収縮等で断熱欠損が起こらず高い気密性を担保します。

細田@PDO

21.10.21

大工工事進む



八ヶ岳でもグッと冷え込み、現場では朝は0℃近くまで下がる日が出てきました。
天候を見ながら内外の木工事を進めています。



写真ではまだわかりませんが南傾斜の敷地を生かして宙に浮いたようなリビングになります。左奥にはバーカウンターが設置されます。
細田@PDO

21.09.04

信楽浴槽到着

滋賀県の甲賀市から到着した信楽焼の浴槽は、
週明けからの建て方に先立って現場入りしました。
約2か月かけてつくられた浴槽。

建て方用にチャーターするクレーンで据え付けることななります。
それまでは梱包を解くこともできません。

とても楽しみです。

中村@PDO

21.08.03

コンクリート打設 ー基礎工事終盤ー



駐車スペースの耐圧盤コンクリートの打設を行っています。建物規模も大きいため基礎工事に1ヶ月半ほどかかっています。 基礎工事完了後、建て方に向けた準備に入ります。

細田@PDO

21.07.01

プレカット打ち合わせ



基礎工事が順調に進む中、プレカットの打ち合わせです。
堀大工に参加してもらい、不明点の確認や現場の段取りなどから修正依頼をかけます。

ウッドショックのニュースが流れて心配をされている建主もおりますが、例年の実績から工場の方である程度必要な材積を確保してくれていますので進行中の物件については早めの注文を心がけています。

細田@PDO

21.01.07

インテリアパース


天井高さ3mのダイニングリビングは天井いっぱいの窓から、
雄大な山岳景色を取り込みます。
実際の景色をパース画にはめ込んでいます。

野球帽のつばのように大きく張り出した庇は、
まぶしさを軽減してくれるはずです。


広いエントランスホールのコーナーにあるBARは、
オーナーが理解しづらい部分でした。

このポイントは樹々の切れ間から夜景がきらめき、
滑走路のようなデッキが広がる、

そんな景観を楽しみながら酒をたしなむ、
この家ならではのBARなのです。

色とりどりの酒瓶は背後の間接照明に演出されます。

中村@PDO

20.12.31

外観模型―水平線を強調―

北側の接道からみていざなうようなヒューマンスケールの外観。
よりおおらかに感じられるように、

寄棟屋根にして一定高さの軒先が巡ります。
南にまわると土地傾斜なりに10分の1勾配で下がっていきますから、
リビングダイニング、露天風呂のあるデッキは
もう2階建てといえるくらいの高さです。

中村@PDO

20.12.26

プレゼンテーション ―ZOOMで―


ZOOMでおこなわれたプレゼンテーション。
時差がありますのでオーナーは夕方、私たちは朝。

本来なら敷地に立って構想をご説明したいところです。

事前のヒヤリングでいただいた要望はすべて盛り込んであります。


天井の高いリビングダイニングと山岳眺望、
富士山を望みながらつかる信楽焼の露天風呂、
2家族が泊まれるゲストルーム、
そして、BARコーナー。


大まかな方針として了承いただけたようです。
中村@PDO

20.12.11

Barのある家


八ヶ岳南麓は風光明媚が魅力です。
地形的特徴で日照時間も長く、風水害も起きにくいのです。感覚的に美しい、論理的にも美しい。

今はお仕事の関係で海外にお住いのオーナーは、この土地を決めるのにほとんど時間を割かなかったと聞きます。直観力ということなのでしょう。

この敷地の良さは南アルプスの大眺望。富士山は裾野までは見えません。それを遮っているのは赤松林です。

赤松は自生樹ですが先の大戦後にもやしのように生えてきたものでもう寿命を迎えています。
森を形成する先兵としての赤松。でも大風や雪でたびたび倒木し社会問題化しています。

近い将来、富士山を見えにくくしている状況は変わるものと、そんな期待をしています。

これら山岳眺望と大きな空を取り込む、おおらかな家がテーマです。