玄の家

玄の家

設計:中村大補+橋爪賢一

20.07.21

埋め戻し ー基礎工事終盤ー



天候がなかなか読めない中、基礎工事も終盤に差しかかっています。立ち上がりの型枠を外し埋め戻しを行っています。工事休止期間明けには残りの工事を仕上げて建て方の準備に入ります。

細田@PDO

20.06.07

引っ越し大作戦 ーポット苗づくりー



着工に向けて間もなく伐採がはじまる敷地。重機が入ればどうしても林床は荒らされてしまいます。仕方のないことではあるのですができることはやりたいと引っ越し大作戦。


事前にどんな樹種があるか調査して2日がかりで広葉樹の幼樹などをポット苗にしました。コナラ、ヤマツツジ、レンゲツツジ、ウグイスカグラ、リョウブ、サワフタギなど多くの樹種があります。


これらを一旦スタジオで預かり建築後の造園植栽計画の中で生かしていきます。なるべく地のものを使い潜在植生を意識して緑環境を再生させたいとの思いがあります。

細田@PDO

20.05.07

伐採樹検討 ー光と風の計画ー

 


地縄張りをした現地にご夫妻でお越しいただきました。
八ヶ岳や軽井沢のリゾートエリアの建築では既存樹の伐採工事が伴うことが多いです。ナラなどの広葉樹を主体にした敷地ですが厄介者の赤松も点在しています。
建物が建つ場所とその周辺は伐採と抜根。南側は光の入り具合なども見ながら伐採する樹木を決めていきます。

適度な光が入り、風通しも良くなることで森は少しずつ変化をしていきます。建物が建つことでその場所の環境価値があがっていく。PDOが大事にしていることでもあります。

細田@PDO

20.04.27

地盤調査 ーよりリアルな基礎計画のためにー


敷地の地盤を「スウェーデン式サウンディング試験」にて調査します。

この試験は地盤に鉄の棒を突き刺し、その沈み方から地盤の状態や強さを判断するもので、
建物の四隅と中央の計5箇所で行います。
正確な位置での計測ができるようロープで建物の位置出し等の事前準備も万端です。

この判定結果を設計や見積りに反映していきます。

清水@PDO

20.04.12

外観模型 ―雪景色を背景に―

季節外れの大雪となった朝、
ご夫妻は予定通りスタジオにおいでになりました。
ドアを開けてお出向かいするとそろってマスク姿。

早速外観模型をご覧にいれました。
土地傾斜を利用して基礎高になりますから、
デッキ下など様々な用途に利用できそうです。

雪景色をバックにした模型写真です。

中村@PDO

20.04.04

インテパース ―クロが活きる―


クロをインテリアに用いるケースは多くないです。
黒色は光を吸収します。
光とはすなわち色彩です。

視線高さの範囲内を黒にして深い森景色と一体化させます。
上部壁と天井を白にすることで室内明暗のバランスをとります。

オーナーの好きなアールデコ様式の雰囲気も表現されています。
カッサンドルのポースターが似合うような空間です。

中村@PDO

20.03.28

プレゼ ―メリハリの効いた家―


昨今、やたらと「天井の高い家」が要望されます。
コルビュジェ、FLライトの創った建築を訪ねてみると、
床壁天井がつくる空間はまるで身にまとう衣服のように、
こじんまりとしているのに驚かされます。
現代人はどこで勘違いをしてしまったのでしょう。
コルビュジェにしてもライトにしても
空間のボリュームを決める物差しはあくまで人間です。

空間はある時はぐっと縮んでいるかと思うと、
ばっと開放的になる、
そんなメリハリを効かせた空間構成をするべきでしょう。

「玄の家」オーナーはコルビュジェのデザインした
家具の収集家でもあります。
ソファも寝椅子もテーブルも、
通常概念よりも一回り小さいです。

メリハリの効いた、無駄のないシンプルなデザインの家。
きっとご理解がいただけると思います。

中村@PDO

20.03.12

玄の家―くろのいえ―


オーナーご夫妻に最初にお会いした時、身にまとっているものはすべて黒でした。
いかにもこだわりのファッションデザイナーといういで立ち。専門は違えど同じデザイン職人、とても親近感が湧きました。

ご自宅を訪ねました。東京ウォーターフロントを一望する大絶景のピクチャーウインドウのリビング。何不自由ない整備されたインフラ。なのに八ヶ岳移住希望。

唯一無二の終の棲家として選んだのは、どこまでも続く深い森と谷に面した野性的な土地です。

「玄」は家づくりのテーマでもあります。白い糸を束ねた形、これを黒色に染めたことから、古来より「玄」はクロと読まれます。
玄の家です。

中村@PDO