SORA SOHO

SORA SOHO

設計:中村大補+橋爪賢一

20.03.29

配筋検査―しっかりと記録に残す―

「ヘルメット姿の中村さんキュート!」
なんていじられてしまいましたが、
誰が検査をしているか明確に記録を残さなければいけない、
というお上からの指導によります。
決してヘルメット姿を誇示しているわけではありません。

さて、春の陽気におされて順調に工程は進みます。
すべての配筋が予定通り組みあがりました。
まずは私が検査、つづいて保証機構平塚検査官の検査です。

私の設計した基礎をもう20年近くも前からお願いしている
長田さんはきっちりとした仕事をしてくれています。

中村@PDO

20.03.15

根伐 ―縄文土器出なかった―

もともとこの一帯は縄文人が切り拓いたところです。
そこを古くから畑にしていたようです。
地盤調査によると表土をどければ
いきなり地耐力ありありの優秀地盤です。

「土器出るかもね」と長田さん。
近くから縄文のビーナスも出土しています。
「出たらまずは私に連絡してね」
残念ながら出ませんでしたが
みっちりとしたローム層は見ほれるほどです。
一通り根伐を終えた光景はさながら発掘現場のようです。

中村@PDO

20.03.09

着工式―安全祈願―

今年の冬は暖冬でした。
いつもなら3月下旬からが基礎工事開始の目安ですが、
今年の地面は全く凍りついていません!

確認申請ももう数日で下りるでしょう。
着工です!
今日はちびっ子たちも参加してちょっとした儀式です。
地元の酒「真澄」でお清め。

ここで最後のポイント。
心を込めて無事の完成を祈願してくださいね。

中村@PDO

20.02.03

基本設計完了 ―観音最中―


日本の自然信仰では海原にチョンと突き出た岩がその対象になっていたりします。
それは見えているほんの一部は海で見えていない巨大な磐をあらわす、
という独特の概念によるものです。
大船観音の巨体は丘から胸から上だけが表出されていますが、
像自体は脚の先まで地中深く埋まっているという、
同様な信仰概念を読み取りことができて興味深いです・・・・。
などと考えながらも、
最初にご自宅にお邪魔して打合せの際に出していただいた大船観音最中、
うっかりその場で食してしまいました。
これは貴重なブログネタでした。
私としたことがとんだミスです・・・などと嘆いていましたら、
再訪の折にありがたいことにまたご用意いただいておりました。
今度はうっかりがないように2重包装なのでした。

さて、訪問の目的は観音最中ではありません。

基本設計が一通りまとまり21工種の見積もり集計を携えての打合せです。
無駄なく圧縮した見積もりですがコスト枠オーバーしています。
集中力をこめて検討のポイントです。

中村@PDO

19.12.05

インテリアパース ―生命感のある空間―


おおよそ間取りレベルで合意出来たところで
立体的な空間イメージを共有していきます。

モダンで洗練されたデザインを好むオーナーに対して丸太梁のご提案です。
民芸調になってしまうのでは?との懸念がありますが、それは見せ方次第。
丸太梁の生命感とモダンな家具との対比がより深みある空間を生み出します。


オフィススペースの出窓は「住宅っぽい」ことから連続した高窓に変更。
各部屋の天井高や仕上げ材のイメージ、空間のつながりなど、
ここで気が付いたことをプランに反映していきます。

橋爪@PDO

19.11.30

外観模型

PDOの仕事では珍しく平坦地です。
かつて傾斜していたと思われる部分をけずって均したようです。
事前に言ってもらえば、
「それは不要なことです」と言ってさしあげました。

外観模型の製作は今回若手の清水君が担当。
学生時代模型屋でバイトをしていただけあって
手際よく仕上げましたね。オーナーからはいくつか改良の要望をいただきました。
要望を引き出すことが目的の一つです。

中村@PDO

19.11.15

基本設計―描きながら考える―


100分の1縮尺で考えていたデザインも、
50分の1で作図していくと不思議なことに細部が見えてきます。
いわゆるディーテルというやつです。
この地道な工程を経ないでいきなりCAD図なんかに入って行ってしまうと、
大味でふやけた建築となってしまいます。

初期に提案させていただいた内容に固執せず改良をしていきます。
今回はずいぶん時間がかかってしまいました。
ここでオーナーに図面をご覧に入れます。
「しっくりこないところありますか?」

中村@PDO

19.10.04

プレゼンテーション ―L字かI字か―


東は八ヶ岳、西は森に切り取られた三角形の空、、、
敷地で感じた気持ちの良い抜けを計画にどう取り込むか。
家の骨格となる部分です。


まず考えたプランはL字形でした。
エントランスホールを境にオフィスとプライベートゾーンを分けながらも、
視線や風は東西に抜け、緩やかなつながりを感じられる計画です。
南側にせり出したLDKはスキップフロアになっています。
浮遊感のあるリビングから庭を眺め、
その下に半地下空間の落ち着いたゲストルームがあります。


敷地は平坦なため、住居スペースは別の方向性も考えられそうです。
L字形に対してI字形のプランです。
東西の抜けやオフィスまわりのゾーニングはそのままに、
リビングの床を下げ、そのまま庭に続いていくイメージです。
回遊性があるので子供たちが走り回る姿を想像できます。
2階の寝室からは八ヶ岳のパノラマビューを望めます。

どちらの案もとても豊かな空間ではありますが、
オーナーはよりプランに発展性のあるI案を選ばれました。
今後の基本設計のベースとなります。

橋爪@PDO

19.09.26

SORA SOHO ―宇宙へ―




ちょうどリゾートエリアと里地エリアの境界線のあたりに位置します。敷地真ん中に立ったとき、東の八ヶ岳稜線に刻まれた空へ向けて、西の森が▽に抜けて里が見通せる空へ向けて、2方向への強い東西軸線を感じました。面白い敷地だと思いました。

ふるさとの瀬戸内の町から神奈川へ、そして高原への移住。オーナーの原風景にあるのは「そら」なのかもしれません。

ホームオフィスをもつ、小さな子供たちを育む家の計画です。

中村@PDO