18.08.27
まりもの家

PDOが拠点としている追分の拠点「油や」には、かつて文豪堀辰雄が文筆活動をしていた部屋が保存されています。そんな油やへ通う道すがらにこの敷地はあります。
そうした意味では「おなじみ」であるはずでしたがあくまで表面的に見ていたに過ぎません。敷地内に踏み込んだとたんに漂う歴史を積み重ねた自然感に圧倒されました。古き良き保養地軽井沢の薫り・・・・。
いかなる野草造園家の手にゆだねても長大な時間をかけて、環境がつくり上げた庭には勝てません。この敷地にはすでに完成された庭が現存していたのです!
緑に光る苔に覆われた浅間石のサークルが2つあります。まるで、まりものようだな!最初に見たときに思いました。オーナーがこの敷地にこだわった理由がよくわかりました。
中村@PDO
In the base of Karuizawa, where PDO is based, "Aburaya", the room where writers Tatsuo Hori of the novelist had been writing was preserved in the past. There is this site on the way to Aburaya.
In that sense "familiar", I was overwhelmed by the natural feeling that accumulated the history that I feel from the site. Good old-school resort Karuizawa · · ·.
Regardless of any wild grass garden enthusiast, long time it will not be able to win the garden that the environment created. There already was a wonderful garden on this premises.
There are two circle of stone covered with moss shining green. It's almost like a marble! I thought it the first time I saw it. I understood the reason why the owner stuck to this site.

うずまきスタジオにオーナー夫妻はおいでくださいました。

いつもおとなしく打ち合わせを聞いているリモちゃん。
道路から、そして敷地内アプローチからエントランスへ。









今日は外部系の色を決めていただくために来現していただきました。
正確に申しますと悩んでいたのはタイルではなく私です。
そのかいあって、この場に、まりも一家にとって最適なタイルが選ばれたのでした。
私と同じ髪型の左官屋さん、親近感を覚えます。
街並みに威圧的な佇まいの家は嫌いです。
まりもの家の造作家具をすべて任せる予定だった井出さんは、
長雨の影響もあり外構工事に手間取ってしまいました。
道路から見るとすまし顔、内側に回ると環境に開く。
生み育ててりっぱに出来上がった家はもちろんそこに住まうオーナーのもの。