自由はデザインにとって善である。自然界には気の遠くなるような時間をかけて流れが獲得してきた多くのかたちが存在します。
ランドスケープの目に見えない要素に関心を持ち、風景が生まれるプロセスにこだわるのは流れの先にあるデザインが美しいものであってほしいとの願いがあります。
土の中の営みと地表の環境が植物の振る舞いや姿に影響を与えて形づくられる庭から学び、建築も大地から生まれるようなかたちであり秩序の中にあることを意識しています。住まい手のまなざしの広がりのもとにあるものに寄り添って美しい流れを共につくること、それがディレクターとしての私の仕事です。