城壁の家

城壁の家

設計:中村大補

21.04.03

なぜPDOでなければならないのか?


オーナーは格式の高い洋風の古民家造りを望んでいます。

「重厚」がキーワードとなります。

それは意匠の話。

一方で耐震性、高気密高断熱性についても多くの研究をされていて、

性能の要望も高いです。



当初この仕事は私がやるべきなのか?

とても悩みました。

オーナーはすでにここにたどり着く以前に、

その辺の研究は十分になされていたようです。



お話を伺ううち、

この、誰がやっても難しい仕事を、

私がやるべきなんだろうと強く思うようになりました。



中村@PDO

21.03.20

城壁の家


敷地は、かつて造り酒屋でした。美しい水が湧き出る井戸を持ちます。

八ヶ岳南麓特有の富士山、南アルプスを広く眺望する絶景地です。
広い敷地には段差があり古来より地元の石工が積んだ石垣と最近組んだものとが混在しています。

この地に終の棲家を築こうと決めたオーナーはこの石垣を未来への文化遺産としようと決意しました。
安土城の7階建ての天守閣や櫓群を支えた、400年の時を経た今も、重厚かつ堅牢な石積みはそのままです。それをなした穴太衆とよばれた石工集団は現在も15代目にその技術が受け継がれています。
この家の礎となる石組を穴太衆にゆだねることにしたのです。

中村@PDO