翠香る家

翠香る家

設計:加藤実

20.02.10

足場ばれる ー航海はもうすぐー


現場から送られてきた外観写真をみて「まるで乗り物、木の船のようだ!」とは中村のコメント。
オーナーは子育て・暮らしの場として軽井沢の地を選び、この春に都内から移住をするご家族です。無事に春からの保育園も決まりホッとしたのもつかの間。引っ越しと新しい暮らしのスタートに向けて何かと忙しない時期です。その合間を縫って現場視察にもお越しいただいています。足場がばらされて現場は仕上げの段階に入っていきます。


家族を乗せるおおらかな木の船。心の中の北極星をいつも見失うことなく、たくさんの太陽を浴びながら航海する帆船のようであってほしいと願っています。

細田@PDO

20.01.20

蓄熱式床暖房 ー熱の貯金を考えるー


薪ストーブと組め合わせるもう一つの暖房。イニシャルコストとランニングコスト、暮らし方や利用の頻度(滞在日数)など要件・要素を整理し検討をしていきます。けっして暖房方式に正解があるわけではありません。

今回は住宅(永住)であること、吹き抜け空間含め空間の容積が大きいこともあり、蓄熱式の床暖房を採用しています。温水(不凍液)をつくる熱源はガスを利用します。

蓄熱方式の利点は熱を貯めて必要な朝方や夕方以降に放熱をさせるという時間差を利用するということがあります。もう一つは自分の体感温度や考え方に合わせて加減(暖かさとコストのバランス)ができるということでしょうか。機械制御の全館暖房などに比べ機構がシンプルでアナログ的な良さがあると私は考えています。

細田@PDO

20.01.03

木工事すすむ ー応援大工を迎えてー



応援大工を迎えて年末まで頑張ってくれました。外部はレッドシダーの外壁張りが進み、内部では大判のガラスが入る枠をつくっています。


すでに引越しの段取りに入っているオーナー家族のプレッシャーを感じながらも安全第一、平常心。丁寧に仕事を進めていきます。

細田@PDO

19.11.18

ランドスケープ ードローン撮影ー


鳥の視点で見るとこんな風景。建主による撮影はちょうど12時頃。屋根に落ちる足場の影からリビングが真南に向いていることがあらためて確認できました。
※ 屋根の色が違う部分は薪ストーブの煙突が貫通するところで養生のシートで覆われています。


視線を変えれば背後には雄大な浅間山の勇姿。普段は見ることのできない景色。命を育む自然に抱かれていることを感じさせてくれる1枚です。

細田@PDO

19.10.25

祝・上棟! ー空間あらわるー



相次ぐ台風や不順な天候で現場では厳しい工程管理が求められています。天気予報をチェックしながら建て方予定を1日遅らせました。今週はじめ薄曇りの天候の中、建て方初日に無事に上棟しました。


東の庭から眺めるとこんなフォルム。手前は跳ね出しデッキがL字型にまわる寝室です。地面からの高さが絶妙。気候のよい時期は多目的に使えそうです。周辺環境とつながる空間が少しづつ姿を現しています。

細田@PDO

19.10.17

現場視察 ー建て方まだかな?ー



先日の現場視察。基礎工事が完了して建て方を待つ現場にご家族で来ていただきました。
外構工事が困難になる冬の完成のために犬走りの施工などを先に行っています。

張り出しテラスからつながる庭を眺めてなにやら構想を練っています。翠香る家、緑の環境との連続性も大事なテーマです。

細田@PDO

19.08.14

ショールーム巡り ーデザイン性 or 機能性ー


オーナー夫妻とショールーム見学です。家の中心となるダイニングキッチン、そのアイランドキッチンで使う水栓選びです。候補になっていのはプロの厨房でも見かけるグローエのK7
使い勝手も良さそうでしたがかなりの存在感。スタッフのアドバイスも受けながら使い勝手も重視してシンプルなデザイのMINTAに決定しました。

19.08.02

基礎工事完了 -モノリス出現-



梅雨が明けました! 青空がほとんど見られなかった今年の梅雨。予期せぬ近所の橋の工事もありオーナー夫妻もやきもきしていたことと思います。軽井沢では夏のハイシーズは静かな避暑地で過ごしていただくために工事休止期間なるものがあります。

ギリギリ滑り込みセーフで無事に予定していた工事が完了しました。ブルーシートに覆われたモノリス。休止期間明けの9月、その姿をお披露目します。

休止期間を利用してプレカットの打ち合わせ、都内で夫妻とのショールーム打ち合わせなどを進めていきます。

細田@PDO

19.06.29

基礎工事 -布基礎と立ち上がり配筋-


住宅保証機構の配筋検査が終わりベースコンクリートの打設が完了しました。翠薫る家の基礎は一部耐圧盤(ベタ基礎)エリアもありますが布基礎です。建築用語で水平に連続していることを「布」と呼ぶためにこのように呼ばれています。

布基礎の上に墨出しをしてこれから立ち上がり部の型枠を組んでいきます。

細田@PDO

Reinforcement inspection of the Housing Assurance Organization is over and casting of the base concrete is completed. The foundation of this house is also part of the mat foundation, but most is the footing foundation. It is called Nuno Kiso (foundatin) to call "Nuno" the horizontal continuation in architectural terms.

We will mark the top of the foundation with a structural mark and then form these upper formwork.

19.06.16

基礎工事 - 遺跡発掘の現場?-



関心されたお隣の奥様からの一本の電話と写真。「遺跡の発掘現場を見ているようだわ」
土質によるところもありますが秋山さんの几帳面な仕事ぶりが伝わってきます。


床掘りをして砕石を敷き、入念な転圧が終わった現場を建主家族に見てもらいました。現場はこのあとに墨出し配筋組の工程へと進んでいきます。

細田@PDO

There was a phone call from my neighbor's wife, and a photo was sent. She was impressed that "it seems to be looking at the excavation site of the ruins."
They have a good job in terms of work.

Digging the floor, putting crushed stone, careful compaction was over, and the owner's family looked at it. The site will then proceed to the process of arranging the reinforcements.

19.06.05

丁張り -基準を正確にだす-


先週のご夫妻との打合せを踏まえて基礎工事の要である丁張りをかけました。基準となる仮設工作物で建物の水平方向の高さと建物配置、壁・柱の位置を規定するために行います。隣地からの離隔距離、ちょうど浴室となる位置にあるカエデとの距離感を考えて建物配置が決まっています。


基礎屋さんによりやり方の流儀はありますが重要な基礎の基準点を出す作業で正確さが求められる仕事です。これから20業種以上の職人さんが関わっていくことになります。現場の安全管理、整理整頓、近隣への配慮など、現場全体のもう一つの基準づくりは現場のリーダーが担っていきます。

細田@PDO

We put tyohari which is the key of foundation work. Tyohari is a standard temporary work to define the horizontal height of the building, the layout of the building, and the positions of walls and columns. The layout of the building is determined considering the distance from the neighboring land and the distance from the maple located in the bathroom.

There is a style of each method, but it is a task that requires accuracy as it is an operation to set a reference point on an important foundation. From now on, artisans in over 20 industries will be involved in this house. The on-site leader is responsible for the entire site, including site safety management, organization, and consideration for the neighborhood.

19.04.05

カエデの移植 ー環境の連続性ー


敷地に残されていた立派なカエデの樹々。予算調整の中で一時は伐採も検討されましたが移植して東側に育つ森につなげる選択をしました。
パッシヴデザインは建築だけの話ではなく、敷地環境や隣人となる家族の気持ちや関係性もその対象です。住まい手と建築家が対象をどう受け止めるかがそのデザインの方向性を決めていきます。

チーム・セキグチの丁寧で安心できる仕事です。芽吹きの季節を楽しみに待つことにします。

細田@PDO

Good maple trees left on the site. At the time of budget adjustment, logging was considered at one time, but They chose to transplant and connect it to the east side forest that will be born in the future.
Passive design is not only about architecture but also the environment of the site, the feelings and relationships of neighbors. The design changes depending on how the dweller and architect take it.

Mr.Sekiguchi's work is polite and secure. We will wait for the season of sprouting.

19.03.25

地鎮祭 ー土地とひとつながりにー


翠香る風が時折吹き抜ける中ご夫妻のお父様も参加されて地鎮祭が執り行われました。

水澤禰宜に見守られてご家族で鍬入れの儀式。

この地を選んだこと都内からの移住を決めた思い。受けとめて力を合わせての家づくりがはじまります。

細田@PDO

While the fragrant wind sometimes blows through, the father-in-laws of the couple also participated and ground-breaking ceremony was held.

It is a ceremony in the family watched by the god lord.

That they chose this land, they decided to move from Tokyo. We will start to build a home by combining our strengths.

19.02.25

設計打合せ ー家族で過ごす空間を考えるー


現在は都会のマンション暮らしのご家族。軽井沢への移住にあたってご夫妻で家のイメージは明確になっています。緩傾斜の敷地に沿わせてリビングや寝室へはステップで下がり地面とのつながりを持たせています。都会のマンション暮らしでは望めない地形を活かした計画です。


ご要望にあった家族が集まるリビング空間とキッチン・ダイニングのつながりを検討してアイランドキッチンやダイニングテーブルのレイアウトは変更致します。3月下旬の地鎮祭に向けて設計を進めていきます。

細田@PDO

This family lives in an apartment in an urban area now. About the immigration to Karuizawa, the couple firmly implements the image of the house. Living along the gently sloping grounds, the bedroom goes down in steps and connects to the ground. It is a plan that makes good use of terrain which can not be expected easily in urban apartment living.

The layout of the island kitchen and the dining table has been changed by examining the connection between the living space where the family gathers and the kitchen / dining. We will continue designing for the Groundbreaking ceremony in late March.

19.01.05

プレゼンテーション —暮らしの形を描くー


ボリューム模型とインテリアパースでのプレゼン。敷地条件と要望を読み込み形にした基本プランの提案です。大事な建築予算も含めて合意形成を目指す重要なステップでもあります。


年末年始模型やパースを前にしてにご夫妻での対話が進んでいることと思います。時に遠回りすることも大事なプロセスだと感じます。寄り道して何を見つけてくるか? 暮らしを豊かにしてくれるヒントはそんなところにあるものです。

細田@PDO

Presentation with appearance model and interior perspective. We will propose basic plan by incorporating the site environment and owner's request. Including important building budget aim for consensus. These are important steps.

I think that the dialogue between the couple is proceeding, in front of model and interior Perth, during New Year's holidays. Sometimes I feel that detouring is an important process. What will you find on your way back? The hints that enrich our lives are in such a place.

18.12.28

翠 香る家


新緑の頃 窓を開け放つと
辺りから木々の新緑の香りが
家いっぱいに漂うような
そんな家に育ってほしい

加藤@PDO

In the fresh green, when opening the window, the fragrance of the fresh green of the trees drifts through the house.
I hope to be such a house.