2016.06.24

蝉―ガラス工芸品―

デザイン道

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せぎの家」現場の玄関前に立てかけておいた板に、
朝はいなかった蝉が羽化を始めていました。

夜間に羽化し朝までに羽を乾かして飛び立つのが普通。
羽化を始めて飛び立てるまで10時間はかかると思います。
今は午後2時過ぎ・・・、大丈夫なんでしょうか。

それはそうとなんて美しい色!
アールヌーボーのガラス工芸品のようです。
トンボはじめ蝉やかげろう、様々な昆虫がモチーフになりました。
この透明感がありながらも乳白色、そして緑色・・・。
工芸品の創造の素となったのはやはり自然なんですね。

2016.06.13

ヨッ!工芸大工!

デザイン道

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いかだ床のある家」ではコーナー出窓のサッシ取付をおこなっています。

すっきりとコーナーを見せるために難しい要求をしています。

複雑なサッシ枠同士を細い角材で納めます。

平林棟梁は現場で加工機を駆使し繋ぎ合せて製作してくれました。

見事です!

2016.06.01

たかがステップされどステップ

デザイン道

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PDOの新たな挑戦のステージ、「MOLINOTH」プロジェクト。
その拠点となる群馬県みどり市の「こうもりテラス」はショールーム兼スタジオです。
主体となる樋口工務店は地元で3代つづく実力派です。
昨年からつくり続けて途中休止もあり、ようやく完成に近づきました。
今日は工務店代表に英一さんから「外ステップのデザインどうしましょう?」。
当初の計画ではこれはコンクリートでつくるスロープだったのです。
それは将来の楽しみでとっておいてまずは木でつくることとなりました。
こうしたどうにでもできてしまうことこそ重要なのです。
この外ステップはこの施設の導入口、一番最初に来訪者が触れる(足の裏で)ところ。
かといって凝りすぎたデザインは全体の流れを阻害してしまうでしょう。
「んー!」現場で私は悩みこんでしまいました。
そんなわけで持ち帰り検討です。

できました。「されどステップ」の製作図です。

2016.05.23

ディテール検討 ―旅先から―

デザイン道

027
数年に一度の海外建築視察旅行をしました。
10年ぶりにアールト、アスプルンドを訪ねる旅です。
旅も終盤になってきますと仕事のことが気になっていきます。

SNOWBELL HOUSE」の実施設計作業は、

共同設計をしている橋爪フェローに委ねて旅立ちました。
「ダイスケさん、図面チェックお願いします!」
今や通信はワールドワイド。世界のどこにいても図面が開けます。

ディテールの詰めの甘いところを発見しました。
H鋼を可動間仕切りの鴨居にする個所です。
ホテルのワークデスクは仕事場に早変わり。
名建築探訪で脳はぎらぎらに躁状態です。

うまく納まりが決まりました。
橋爪フェローに「送信ENTER!」

2016.05.13

敷地で感じ、かたちにすること

デザイン道

023
若手デザインフェローたちを引き連れ、中村が土地の読み方を教えています。
住まいには、その土地の自然との深い調和が、求められます。

一本の線を引くこと、現場で指示をすること。
背景にある意図を感じながらデザインすることを日々学んでいます。

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