もくれんの丘

もくれんの丘

17.05.13

もくれん咲いたよ

225
今回の冬は寒暖の激しいめずらしい気候でした。
雨が降ったかと思うと寒さで夜も目覚めるような寒波が来たりと予測不能でした。
それでも、例年どおり木蓮は咲いてくれました。
なんて見事でしょう。

このプロジェクトのプロデューサーはオーナー自身です。
ランドスケープデザイナーのPDO、
樹木家の細川さん、野草家の広岡さんと平井さん、
がプロデューサーは束ねて調整役をします。

手始めに、敷地角の低地部にウワミズサクラとカツラが植栽されました。
ここに少し密なボリュームをつくります。
ただし樹木の植え過ぎに要注意です。既に大きな樹が点在しています。

女王様たる木蓮を丘の頂に据え、岩が連なって尾根状をなす起伏を活かし、
色とりどり、かたちさまざま、生命力旺盛な野草の森づくりの構想が始まります。

中村@PDO

17.04.25

もくれんの丘 ―人とともにある自然―

1
3年前に完成した「陽だきがたの家」。
取り巻く環境はずいぶんと移り変わりました。

まず、家の南の草原にはログハウスが建ちました。
陽だきがたの家は地面の表層を剥くと岩の巣窟でした。それでも岩をくり抜き、家は大地にしっかりとはめ込みました。
南のログハウスはそのようにはせず岩に家を載せました。なので眼前に迫って見えるのです。
これに対処するために植栽計画の変更を余儀なくされました。

家の北には古い別荘がありました。
その庭を借景とするために北窓を大きくした設計となっています。この古い別荘がきれいさっぱり除去され、立派なモクレンと美しい起伏をもつ更地となりました。そして売り出されたのです。

苦悩の末、オーナーはこの更地を自ら引き受ける決断をしました。そして、潜在の森に戻すという野望を持つに至ります。

「もくれんの丘」は人を寄せ付けない原始の森にする必要はないと思います。それは何百年もかけて自然自身にまかせれば良いでしょう。
私たちが生きているうちは、人とともにある森づくりを楽しみましょう。

中村@PDO

※画像はご近所の技術者様からご提供いただきました。