今年はどこでも春の訪れがいつもより遅いようです。新しく建て主さんになるご家族と、笛吹市の丘の上にある「三千院もみじの家」を訪ねました。もうすっかり新緑になっているものと思っていました。
大事に造り上げたこの家も、建て主さんに引き渡されたあとはすっかり足が遠のいていました。日本中の名刹から種取し、もみじを育てているこの家の建て主さんは自称もみじ博士。庭には100株のさまざまなもみじが植えてあります。
でもインテリアはご主人があまり口出しできないのか、ぬいぐるみやかわいい小物でいっぱい。楽しい家族の生活が垣間見えます。娘さんももうすぐお嫁さんに行くそうです。
庭が整ってきて、インテリアも楽しい生活が詰まっている。「三千院もみじの家」は父(私)の手から離れて、立派に育っていっていました。心なしか一回り大きくなったように見えました。
大泉図書館は別名金田一図書館とも言われています。なぜだかご存知ですか?大泉町に金田一春彦先生の別荘があるからです。どこにあるかは教えられませんけど・・・・。
そんな大泉図書館で今展示されている景観写真展は、人気の図書館だけあって来訪者は毎日とても多いようです。いらした方はほとんどこの展示をご覧になってお帰りになります。
先日パネルの誤記の修正に行ったときも、「活動家の方ですか?」などと話しかけられました。「カツドウカ?」なんですかそれ?内容が内容ですから市民活動をリードしている人と思ったのでしょう。
南麓景観を考える会の活動のほとんどは地道なものです。行政と対立関係にあるような活動家的イメージの会ではありません。むしろ行政と市民をつなぐ役割の会です。
そのようなメッセージを込めて作成したパネル展示です。どうぞご覧になりに来てください。
去年の大震災があった日、私は北海道の寒冷地住宅視察旅行の帰り、首都高速走行中のバスの中でおきた。末期を覚悟したと同時に職業癖で、超高層ビルの層間変異の様子に見とれているうちに揺れはおさまり、そして私は生きていた。
そんなこともあり遠方への旅行にご無沙汰している。先日事務所の大掃除(いつも唐突に始まる)をしていたら、数年前に訪れたフィンランドの資料がボロッと出てきた。
私は日常のドローイングでもそして、旅の友としても赤青鉛筆が欠かせない。最近はこれが1ダース単位で売っていない。1本ずつ個包装になってまるで天然記念物あつかい。これ1本あれば黒鉛筆とあわせればオールカラー表現が可能なのに・・・。
訪れたアルバー・アールトの記念館のしおりの片隅に、その場でひらめいた照明器具のラフスケッチを発見した。北欧の光は独特だ。白くやわらかなマットな光だ。感覚が刺激を受けたのだろう。なかなか良いデザインだ。