2013.09.07

白磁のうつわ

できごと

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油やルーサイトギャラリーにて高橋朋子展始まりました。
  
当然のことですが、ギャラリーという「箱」は常に同じで変わりません。ただ、そこにおかれる作品によって場の雰囲気が変わります。毎週のように入れ替わる展示において、個人的にはその変化が楽しみのひとつになっています。
  
高橋さんは北海道で生まれ、沖縄で陶芸を学び、今は千葉を拠点に活動されています。暮らしの中に常に海の存在があったそうです。
  
それを聞いて納得するものがありました。砂浜で拾った貝がらを美しいと思うのと同じような感覚です。白くてさわやか、そしてキラキラしています。
    
9日までの展示です。

2013.09.02

軽井沢ハーモニーハウス

できごと

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軽井沢ハーモニーハウスは、青少年音楽協会創立者のカニングハム女史が、音楽やバレエを学ぶ若者のために造った建物です。設計は建築家の吉村順三です。
  
築30年が経ち、建物維持のための費用捻出が困難となったため、他の団体などに移譲を検討することになったそうです。今年が青少年音楽協会として最後の公開となりました。
  
中に入るとスロープで繋がれたのびやかな空間が広がります。屋根の架構が単純なようで複雑で、ひし形の高窓からの光が白い壁を効果的に照らしています。色々な高さの床、色々な高さの天井があり、どの部屋からも外の景色を楽しめるようになっています。
  
施設内は利用中の若者たちがずっと掃除をしていました。利用案内を見ると「壁にポスターなど張り紙をしないで下さい」「ハーモニーハウスをいつもきれいにしましょう」などと書かれています。建築がこの南ヶ丘の森に生まれて30年、多くの人たちに愛され、大切に使われてきたことが分かります。
  
ただ、それとは別の理由で手放すことになったのはとても残念です。いつかまた、見学できる日が来ることを楽しみにしています。

2013.08.31

みょうがの花

できごと

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今年はいつもよりも暑く、雨も多かったせいか、庭のみょうがが旺盛です。とても元気がよいのは緑の色でわかります。毎年収穫は盆明けなのですが、今年は早くから採れないかな?などと買わずに我慢しておりました。
  
結局、例年通りの盆明け収穫のようです。昨日あたりからぽつぽつ花が咲き始めました。あまり大きく咲かせてしまった後に収穫すると、中がスカスカになってしまいますから、タイミングは重要です。
  
暑い盛りの冷奴には間に合いませんでした。もう秋風が吹き始めました。採れ出すといらないくらい採れてしまいますね。何事に関してもそんなものです。

2013.08.29

アーティスト・イン・レジデンス

できごと

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軽井沢スタジオの隣室は油やのアーティスト・イン・レジデンスです。
  
様々な作家さんが一定期間この部屋で過ごし、日々の疲れを癒しています。
  
部屋に入るととても静かで、時間の流れもゆっくりと感じられます。慌ただしい日常を忘れさせてくれる、居心地の良い部屋です。

2013.08.21

打合せ風景

できごと

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基本設計がまとまるとインテリアパースや模型を使って空間イメージやデザインの擦り合わせをしていきます。
  
敷地が求める要件とオーナーの希望をもとに、そこで営まれる暮らしやオーナーの想いをかたちにしていく仕事です。無から形をつくっていく仕事だからこそ、意図の共有やイメージの擦り合わせがとても大事なのです。
  
オーナー夫妻と共に、時間をかけて楽しみながら進める、設計のとても重要なプロセスのひとつです。